黒髪メラニンのもと

ジヒドロキシインドール

最近白髪が増えてきたんですが、元の髪が黒々しているため、

目立ってしまい、そろそろ染めようかなー

なんて思っていた矢先です。

 

メラニンのもとを配合しており、それで髪を黒くするってな商品があり、

面白そうだな~と使ってみたんですよ。

結論をいえば、すげーよかったのですが、大人の事情で商品名はいえませんが、

黒髪メラニンのもとについてご紹介していこうと思います。

 

この黒髪メラニンのもとってのがジヒドロキシインドールという成分になります。

この成分は月桂冠が開発したもので、酒粕に黒い点ができるのはなぜ?という

ところから始まり、これが麹が作り出すチロシナーゼだということを突き止めます。

 

チロシナーゼはメラニンを作り出す酵素で、いわゆる美白成分のほとんどは、

このチロシナーゼ活性を阻害するものとなります。

 

お肌では悪者のチロシナーゼですが、髪の色もメラニンによるもの。

で、麹由来のチロシナーゼを大量生産することが可能となり、

それによりメラニン前駆物質を大量に作り出すことに成功します。

 

メラニンは分子量が大きく、髪に浸透させることができませんが、

メラニン前駆体であるジヒドロキシインドールは髪の表面に定着します。

これが酸化することで、メラニンとなり、髪が黒く見えるという仕組みです。

 

こちらの研究には花王も共同研究で参加しており、

花王からジヒドロキシインドールを使った商品がでています。

 

3回くらいで黒くなっていきます。

5分でOKって話ですが、10分くらい置いたほうが

染まりは良いです。

 

使用量はピンポン玉くらいとのことですが、

使用量は結構多めに使いました。

色落ちもなく、不自然な染まり方もしないので、

凄くよい原料だなーと思いました。

 

皮膚に付いても、洗い流せば問題なく、

肌が黒くなるってこともないです。

 

残念ながら、花王の留め型原料となりますので、

ジヒドロキシインドールを使った商品を作ることはできません。

 

こちらの商品はアルカリが強くて、髪には優しくないってな話が

囁かれていますが、個人的には特に問題はなかったかな。

キューティクルを開いて、ジヒドロキシインドールを浸透させやすくしているのだと

思われますが、石鹸シャンプーを使ったときのような惨状はなかったです。

まあ、この辺は個人差があるんでしょうね。

 

 

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