虫由来、どこまで許容範囲?

イメージはどうしてもよくはないわな

虫ってかなり未知の領域で、虫由来の成分って非常に少ないです。

逆にえいば、凄い成分が見つかる可能性が一番高いともいえるんですけどね。

 

ただ、どうしてもイメージが悪いわけで、前回ご紹介したアロフェロンってのが

ウジ由来の成分って話をしたら、「そんなものは使いたくない」ってな

感想を抱く人のほうが多いようで。

いや、ウジから抽出しているわけではなく、遺伝子組換えで菌に

培養して、特定成分だけを抽出しているっていっても、生理的に無理と。

 

というわけで、この辺の許容範囲について考察していこうかなーと思った次第です。

 

まずはG由来は間違いなくアウトでしょうね。

なんかちょっと前に韓国でGをすり潰して顔にパックするという

正気の沙汰とは思えない奇行が紹介されていましたが・・・

あれはフェイクニュースだったのかな?

 

何はともあれ、G由来の成分が入っている化粧品ってのは売れないでしょうね。

たとえ、それが遺伝子組換えで作られたものであっても。

 

ただGは億単位を姿形を変えずに存在している生物で、

環境適応能力はおそらく生物最強といっても過言ではないわけです。

その能力の仕組みが解明され、それを応用する日が来る・・・可能性はゼロではないです。

 

例えば、核戦争が起きて、地球上のあらゆる場所が放射能に汚染されたら、

環境適応能力の高い遺伝子っての求められると思います。

そのために、Gの遺伝子を組み込んだ人類ってのが誕生するかも・・・しれません。

 

 

続いて、ミミズはどうでしょう?

食用ミミズとかもありますし、実際にミミズ抽出物ってのを使った化粧品も存在します。

まあ、抽出現場はかなりグロイことになっているのは間違いないですが。

生理的にちょっと・・・って人のほうが多いかもしれませんね。

 

ちなみにサプリではミミズの酵素が超強力な血栓溶解作用があるため、

血管疾患の予防として古くから使用されています。

その作用は納豆の酵素、ナットウキナーゼよりも強力で、

処方を工夫しないと血管壁まで溶かしちゃうくらいの力があります。

 

 

続いて、今世界を騒がしているバッタとかは?

あれだけバカみたいに発生しているので、原料原価はただみたいなもの。

あれだけの繁殖力があるのですから、その源の成分が特定されてば、

なんか凄そうな効果が期待できるんじゃないかな?

同時に大量発生を防ぐ研究に大きく寄与するので、実際にそういった

研究されているかもしれません。

 

まあ、イナゴとか普通に食べられているわけですし。

昔は重要なタンパク源だったわけで、特殊なたんぱく質、ペプチドが

存在していてもおかしくはないです。

 

バッタがいけるなら、蜂もいけるんでないかな?

こちらはハチミツ、ローヤルゼリーは普通に食べられているし、

ハチの子だって食べられているわけですし。

ハチ毒なんかも化粧品原料になってましたね。

スズメバチで作った冬虫夏草はめっちゃ作用が強いので、

なにかしら、有効成分があるんでないかなーと思われます。

もっとも、アレルギーがでやすいので、そのへんで扱いずらいかな。

 

 

あとNGになりそうなのは、カメムシとか?

臭そうですもんね(笑)

 

とはいえ、そういう研究自体が稀なので、今後も虫由来の原料ってのは

なかなか出てこないとは思いますが、注視していきたい分野です。

 

 

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