コラーゲンを強化する、抗シワ原料
トリニティの会社であるドクタープログラム社の研究報告で見たんだけど、
ウルソル酸って原料に抗シワ作用があるそうな。
どうでもいい話ではありますが、いつの間にか大正製薬の傘下になっていて、
ちょっと驚きました。
ウルソール酸ってのは、テルペノイドの一種でローズマリーやセージなどに
微量に含まれている成分になります。
身近なところだと、リンゴの皮に多く含まれているほか、
ビルベリー、クランベリーなどのベリー系のものにも存在しているそうな。
皮膚のコラーゲンは束になっているのですが、加齢や紫外線によって、
この束が崩壊していきます。その結果、コラーゲンが細くなります。
それをウルソール酸によって、再びコラーゲンの束を構築させる効果が
確認されています。
まあ、そのデータを出したのはポーラですけどね。
紫外線によってダメージを受けたコラーゲンの修復効果があり、
顔の凹凸を軽減する効果に着目して、製品化しています。
また、STAT3活性経路の阻害することで、様々なガンの増殖を抑制する効果があるとされます。
1日1個皮ごとリンゴを食べるとよいってのは、あながち間違いではないかも。
水にも油にも溶けにくいという性質があるため、扱いが非常に面倒とのこと。
原料として販売されているのはユルソリゾームというもので、
BASFから販売されています。
レシチン、コラーゲン、コンドロイチンを使ったリポソーム化している模様。
ちょっとどういう状況かはわからないですが、カプセル化しているとのこと。
推奨濃度は3~5%
ヒト試験でシワの軽減効果はでています。
元々はパラベンをコンプリートしていた原料なんですが、
今はフェノキシエタノールを使ったバージョンも存在するとかしないとか。
まあ、コラーゲンを太くするっていうアプローチは面白いかも。
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