ナチュセラ極の界面活性剤濃度
ナチュセラ極の界面活性剤の濃度を聞かれました。
うーん、界面活性剤の量ってのは、その企業の知識と経験の積み重ねに
よるものなので、機密性が非常に高い情報なんですけどねー
それこそセラミドの濃度なんかよりもな。
どうもセラミドを高濃度にすると界面活性剤を大量に使うので、
よろしくないという風評を流布している輩がいるそうで。
まあ、界面活性剤は悪だという連中なんかね?
おそらく洗浄剤と乳化剤をごっちゃに考えているんだと思います。
ラウリル硫酸Naなんかは抗炎症や肌再生をみるために、
ワザと肌を荒れさせるために使われます。
しかし、当たり前といえば当たり前ですが、乳化剤として使われる
非イオン界面活性剤で肌が荒れるってことはないです。
ですので、界面活性剤を沢山使用しているから悪いってわけではないです。
まあ、何使っているってので話は変わってきますが、そんなヤバイものは使ってないと思います。
また、セラミドの高濃度ってどれくらいを想定しているん?
4%とか4.5%とかかな?
正直、ここまでの濃度は必要ないので、この濃度を入れているところは限られます。
必要ないってのは、基本、セラミドの濃度は濃度依存ですが、
もっと低い濃度で頭打ちになります。分かりやすくいえば、オーバーキル状態ですね。
1%のセラミドを乳化するのに使われる界面活性剤は5~10%くらい。
単純計算セラミド4%だと、20~40%くらいは必要になることになります。
まあ、実際は色々な工夫でもっと少ない量でしょうが。
余談ではありますが、界面活性剤なしでも4%とか溶かすことは可能です。
それは三相乳化を使うという方法。
乳化剤が界面活性剤ではないって話なだけですが、三相乳化を使えば、
非常に高濃度のセラミドを比較的簡単に溶解することができます。
しかも、再結晶化しずらいうえ、浸透性を高めることもできます。
まあ、三相乳化できるのが特許の関係で東洋新薬しかできないという
問題と、そこまでの濃度を必要としないってことで、今のところ採用されていないですが、
差別化してセラミド商品を作りたいっていうのであれば、検討に値すると思いますよ。
さてさて、ナチュセラ極の界面活性剤の濃度って話をしていこうと思います。
ナチュセラ極は今のところ、アシルセラミドの配合量が業界No.1で、
セラミドを補うことのみに特化した美容液となります。
セラミドの総量は0.2%となっており、高濃度と見るかは人それぞれかもしれません。
最高濃度、つまり効果が最大となる濃度が0.2%だというのが個人的見解。
原料メーカーのデータや経験談から推測すると、この辺であるのは間違いないと思います。
で、使用している界面活性剤はPEG-60水添ヒマシ油とセテアレス-25。
合わせて1%になります。
セラミドに対して5倍の量の濃度です。
どちらも非イオン界面活性剤となります。
単純計算、4%配合しようと思ったら20%くらいは
必要になるのかもしれませんね。界面活性剤。
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