トクホはもはや死に体
特定保健用食品(トクホ)とは、有効性、安全性などの科学的根拠を示して、
国の審査のもとに消費者庁の許可を受けた食品のことを指します。
機能性表示食品とは、事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品です。
販売前 に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたものです。
ただし、特定保健用食品とは異なり、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではありません。
これだけ聞くとトクホのほうが優れていると思っちゃいますよね。
なんせ、国が許可しているんですから。
トクホを取るのってのはメチャクチャお金かかります。
1からやったら、1億円は必要と言われます。
ヒト臨床試験とか、とにかく金かかるんです。
一方、機能性表示食品は300万円くらいでできます。
自分でやれば100万円くらいでできなくもない。
ただ、電話帳みたいな書類を用意することになるので、
クソ面倒ですけど。
時間も圧倒的に機能性表示食品のほうが短いです。
トクホは5~10年と医薬品クラスに時間を取られますが、
機能性表示食品は書類さえ揃えればよいので、早ければ1月もかかりません。
しかも、トクホは文言が一字一句決められており、
表現はかなり穏やかとなります。
これだけ苦労しているにも拘らず、機能性表示食品のほうが
直接的な表現ができるんですわ。
また、トクホは過去にやらかしていて、エ●ナという脂肪になりにくい油ってことで
トクホを取得していましたが、発がん性があるってことで、販売停止になっています。
ぶっちゃけ、トクホの権威ってのは地に落ちているわけです。
ぶっちゃけ、今トクホを取得しようなんてもの好きはいないです。
では、機能性表示食品が優れているのかといわれると、答えはNoです。
ぶっちゃけ、トクホだろうと機能性表示食品だろうと、普通のサプリと
差なんてないです。
当たり前の話ですけどね。
分かりやすいところでセラミドで話を進めましょうか。
セラミドでトクホを取っている商品、
セラミドで機能性表示食品となっている商品、
特に何もない普通のセラミドの商品。
これら使われている原料は特殊なものではなくて、
どれも同じものを使うことができます。
結局は配合量と副原料がものを言い、
同じだけはいっていれば、効果は同じです。
配合量が同じであれば、あとは価格で選んで問題ないです。
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