それ、ちゃんと企画練ってないやつ
色々な商品見てると、「これ適当に処方組んでるな・・・」
ってのがわかってきます。
少なくとも、処方に関してクライアント側が何も考えてないってのが
処方から見えてきます。
まあ、偏見っちゃ、偏見ですけど。
こういうのがあると、製造側が適当に処方を組んだものを
そのまま商品化したって可能性が高いっ処方をご紹介していきたいと思います。
①コラーゲン、ヒアルロン酸が盛りだくさん
コラーゲンだけで3種類、4種類、ヒアルロン酸だけで3種類、4種類、
並んで入っているやつね。
分子量の違いで色々役目が違うとかなんとか・・・
いや、全部浸透しませんから。
まあ、一昔にこの処方が大ヒットしたんですよ。
で、それをパクった二番煎じ、三番煎じの商品が乱立した時代があるわけ。
美容成分の知名度では群を抜いて高い、この2つの成分を軸に商品化した
当時の開発者たちは、知恵を絞った結果、大ヒット作を生み出したわけですが、
今更、この処方を提案するってのは、やはり手抜きとしか言いようがないです。
コラーゲンやヒアルロン酸をいっぱい入れときゃ喜ぶだろって、
思っているんだろうなーと。
②美容成分盛りだくさん
成分表示に無駄に並んでいる美容成分。
なんのために配合しているのか、一切語らず、
とにかく種類が沢山入ってます的なことを主張しているやつね。
100種類の美容成分が入ってます!
って言われても、だから何?としか。
まず、物理的な制約があるわけです。
100gの容量としるなら、ここに100種類の原料を入れなきゃいけないわけ。
当然、基剤の部分があるので、実際の容量は100gよりも少なくなります。
また、予算の上限があるわけで、全部を有効量入れることは不可能。
となると、ほんと、ただ表示することだけが目的の成分がほとんどになるわけですよ。
まあ、1つか2つはそれなりに配合しているとは思いますが、
残りは入っているかいないかわからないレベルの配合になります。
絶対、何のために配合しているかなんて説明はしていないはずです。
③アミノ酸盛りだくさん
美容成分の数を手っ取り早く多くする方法の1つが、
アミノ酸を入れること。
アミノ酸は何種類もあるんですが、まあプレミックスがあって、
そいつを入れておけば、十数種類の名前を書くことができます。
アミノ酸は天然保湿因子ですので、意味ないってことはないですが、
経験上、初めての試作には漏れなく入ってきます。
なんか入れたがるみたいで。
コンセプトを理解していないとしか思えないんですよねー
まあ、商品化してるってことは、互いの同意のもとってことなので、
問題はないんですけどねー
特にコンセプトもなく、ボンヤリした考えでOEMに頼めば、
だいたいこういうやつが出てきます。
何が言いたいかというと、コンセプトはしっかり練ろうぜって話。
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