ブルーライトの肌への影響

そんなに影響ないような・・・?_

昨今、ブルーライトが肌に悪いって話、よく聞きます。

日焼け止め市場って、正直激戦区なので、少しでも差別化して

優位性を保ちたいってことなんやろけど。。。

 

 

ブルーライトとは、

380~500nmの波長の光になります。

UVAが320~400nm、UVBが290~320nmなので、

可視光線では一番紫外線に近い光ってことになります。

 

ブルーライトは目に悪いってことが知られており、

黄斑にダメージを与え、長期間ブルーライトにさらされると

黄斑変性症の原因となると言われています。

 

ブルーライトはテレビやスマホなんかからも出ているため、

そういったものの見過ぎで、目が悪くなるといわれています。

まあ、この辺の話を拡大解釈して肌にも悪いってな話になっているのかと。

 

また、ブルーライトは生体時計の調整も行っており、

朝、ブルーライトを浴びることで、生体時計をリセットしているといわれます。

朝と夜では使っている遺伝子が異なり、その切り替えをしているわけです。

昼間は紫外線やストレスなど、体を守るための遺伝子が活性化し、

夜はそのダメージを修復するための遺伝子が活性化し、寝ている間に

復旧作業を行うわけです。

 

そのため、夜中にブルーライトを浴びると生体リズムが崩れ、

本来夜働く遺伝子の働きが鈍くなるわけっす。

 

 

ですので、ブルーライトが肌に悪いっているのは、強ち間違いではないです。

ただ、ブルーライトが紫外線のように直接的な悪さをしているわけではなくて、

生体時計の乱れによって、代謝が悪くなることによる影響があるって感じ。

ちなみにブルーライトを感じている器官は眼です。

ブルーライトをカットするメガネをするってのは、かなり意味があるといえます。

 

 

まあ、問題としたいのは、ブルーライトをカットする作用のある日焼け止めっす。

ブルーライトが肌を酸化させるとか、シミになるとか・・・

だから部屋で生活しているときも、それを使え的な?

 

悪影響があるといわれるブルーライトは太陽光を基準にしていて、

電化製品からでるブルーライトはその何百分の一の強さしかないです。

ですので、スマホの光でシミができるなんてことはないです。

気になるならブルーライトをカットするフィルムでも貼ればよいだけです。

 

室内でのブルーライトは気にする必要はあんまないってことです。

 

 

で、最近、資生堂が太陽光に含まれるブルーライトが

酸化ストレスを高めるって発表を行っていました。

 

資生堂、ブルーライトが肌に与える影響を確認

 

肌における酸化ストレスを視覚化する技術を開発したとのことで、

それを利用して実験を行ったわけです。

その実験の際に、PCやスマホのブルーライトは太陽光に比べると、

遥かに弱いってことを示していました。

 

つまり、この実験で照射したブルーライトは非常に強力なやつってなわけ。

太陽光だと、紫外線やらなんやらでデータとならないので、

ブルーライトだけを発生させて照射したってわけです。

パソコンから出ているブルーライトの100倍以上のを照射するわけですから、

そりゃ、悪影響あるだろ・・・と思わなくもないかな。

 

まあ、ブルーライトは酸化ストレス を増加させるのは間違いないとは思います。

だから昼間は酸化から体を守るための遺伝子が活性化するわけです。

しかも、その作用は紫外線に比べればかわいいもの。

正直、紫外線を防いでいれば、体の防衛反応で十分対処できるので、

わざわざブルーライトカットのものを使う必要はないんでないかな?

と個人的には思います。

 

ないよりはあったほうがいいって感じで選ぶのであればよいのですが、

ブルーライトカット機能がないものはダメっていう考え方になるのは

ちょっと違うかなーと。

 

 

 

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