レチノール市場への野望

レチノール市場に風穴あけたい

レチノールが医薬部外品にてシワ改善効果を謳えるようになって、

レチノールの人気はうなぎ上りです。

レチノール信者といってもよいくらい、レチノールを愛して止まない層も

結構な割合でいます。

 

ただ、レチノールは刺激性が高く、炎症を引き起こしたり、

色素沈着を起こしたりします。

これは好転反応で、治まれば肌が生まれ変わるみたいな話も聞きますが、

リスクであることは間違いありません。

 

また、安定性にも欠け、扱いが非常に難しいってのもあります。

 

もしかりに、レチノールと同等ないし以上の働きがあり、

かつ副作用もなく、安定性も高い、そんなもんがあれば売れるんじゃないか?

と普通は思うわけですよ。

消費者としても、そんなものがあれば欲しいと思うはず。

 

多くのレチノールユーザーの心をつかめれば、そこそこの規模を見込めます。

 

バクチオールが次世代型レチノールってことで注目されており、

まあ、先行してレチノール市場へ斬り込んでいる商品もあります。

売れているかどうかは知らんけど、現状はレチノールの商品のほうが強く、

切り崩しに成功しているとは言い難いです。

 

刺激性、安定性は圧倒的にバクチオールが優勢ではありますが、

A反応というわかりやすい反応、たとえ副作用でもあるので、

変化を感じやすいってことで、レチノールのほうが人気が高いのでしょう。

 

 

で、今企画してるのが、レチノール様作用のあるものを集めて、

それらを高配合させるというもの。

 

レチノールを高配合、とくに1%以上とか入れると

A反応がより顕著にでてきます。

 

レチノール様作用物質の、A反応が起こらないって利点を生かし、

高配合かつ複数組み合わせることで、なんか凄いのができそうじゃないですか?

まあ、実際に試してみないと何とも言えんけど。

 

どの原料も単体でレチノールと比較しても劣らないものなんですよ。

同じ効果があって、敏感肌でも使えるようなものがあれば、

そのほうがいいのは明らかですからね。

 

売れると思うんだけどなー

 

 

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