次世代のハイドロキノン!?

TFC-1067とは??

ハイドロキノンに代わる新しい美白剤の試験結果として、

10月23日にJournal of cosmetic dermatologyオンラインに掲載されたのがTFC-1067。

 

本文はこちら

An Effective Hydroquinone Alternative for Topical Skin Lightening

 

物質名はgem difluorocompounds 2‐[2‐(2,4‐Difluorophenyl)‐2‐propen‐1‐yl]‐1,3‐propanediol 

INCIコードはdifluorocyclohexyloxyphenol(ジフルオロシクロヘキシオキシフェノール?)

和名は今はないのかな?

 

正直、どんな物質か全くイメージできないけど、

図を見る限り、ハイドロキノンになんかくっついている状態みたい。

ハイドロキノン誘導体みたいな?

ただ、肌では分解されないので、ハイドロキノンを誘導するものではないです。

 

ハイドロキノンはお馴染みの美白成分で、美白化粧品に最も使われていると

行っても過言ではない成分です。

ただ、安定性が悪く、肌への刺激性もあり、代替品が求められています。

 

特徴としては、ハイドロキノンよりも安定性が高いってこと。

反応する部分に予めくっつけているので、当然といえば当然。

 

で、浸透性に優れており、低濃度でも十二分に効果を発揮するとか。

推奨濃度0.2%となっており、ハイドロキノン2%よりも高い効果が確認されています。

 

まあ、この時点でTFC-1067のほうが圧倒的に優秀なんですよね。

 

基本的にはチロシナーゼ阻害剤。

アルブチンの8倍の効果があるとされます。

メラニン抑制効果はアルブチンの倍。

3ヶ月でシミが薄くなり、大きさも小さくなるとか。

まあ、大きさは1割減なので、シミが消えるとは言い難いですが。

 

で、ハイドロキノンとの最大の違いは、シミには大きな変化を見せますが、

普通の肌に対してはあまり美白効果を示さないとのこと。

 

よく美白化粧品を使っていると、逆にシミが濃くなったって経験はないでしょうか?

これは肌全体のトーンが落ちて、逆にシミが目立つという現象。

 

しかし、この原料であれば、そのギャップが生まれにくいので、

シミが薄くなるのを実感しやすいってなわけ。

 

近い将来、日本にもやってくるでしょう。

その時は美白市場が大きく変化することでしょう。

たぶんね。

 

 

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