眼精疲労の改善、予防効果は見られなかった
テレビやパソコン、スマホなどから出ているブルーライトが
目によくないといわれています。
ブルーライトは可視光線の中で、380nm~495nmの青色光の光線。
まあ、青色の光になるわけです。
テレビやパソコンの見過ぎで、視力低下や目の疲れなどの
原因と考えられているのがブルーライトであるとして、
ブルーライトをカットするフィルターや眼鏡なんかが売られているわけ。
私自身も信じて疑わなかったのですが、
ブルーライトカットによる眼精疲労の改善効果はもちろん、
予防効果すらないってな論文が発表されて、困惑しています。
2月12日 American Journal of Ophthalmologyにて掲載。
アメリカ眼科学会誌となります。
研究内容は、眼精疲労の症状があるパソコン使用者120名を対象に、
ブルーライトカットレンズあり、なしで二重盲検無作為化比較試験を行いました。
また、眼科医がブルーライトカットレンズの効果に肯定的、否定的で
効果に影響があるかどうかも調査したそうな。
結果としては、有意差なし。
ブルーライトカットレンズを使用しても、眼精疲労の軽減効果はなかった
との結果に。
当然、医師の意見も影響はなかったそうです。
つまり、プラセボ効果もなかったと。
当たり前ではありますが、ブルーライトカットレンズを使用して、
悪影響があるってこともなかったそうです。
まじかー。
信じて使ってたのになー
なんとなく、あったほうが疲れないような気がしてたのですが、
気のせい?気休め程度だったのかな・・・
逆に言えば、エビデンスもなくて、ここまで大々的に展開できた
ってことに驚愕だわ。
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