チオレドキシン配合?!
ちょっと前に発表されたプレスリリースなんですけど、
この内容がなかなかというか、滅茶苦茶スゲー。
チオレドキシンという成分を塗布したら、
真皮のコラーゲン線維が再生したって話です。
基本的にコラーゲン組織って、崩壊すると再生は難しいとされています。
それがチオレドキシンを塗布することで、明らかに再生するってのを
ファンケルが発見したわけです。
これが事実であれば、今ある抗シワ原料をはるかに凌駕する原料となります。
抗シワの医薬部外品の市場に風穴空けるくらいの話。
チオレドキシンはすべての生物に存在している低分子の酸化還元タンパク質。
抗酸化作用があり、抗酸化の際にはチオレドキシンは酸化します。
酸化したチオレドキシンは酵素によって還元され、再び酸化能を持ちます。
当然、このチオレドキシンを配合した商品がファンケルから販売されているはずですが、
調べてみても、どれがチオレドキシンにあたるのか分かりませんでした。
うーん、直接チオレドキシンを配合することはできないのかね?
で、販促物にサンプルがついていたのを入手したら、
そこにチオレドキシンはサッカロミセス/コメ発酵液のことだった
というのが発覚しました。
酵母でコメを発酵し、それをろ過した液体なんですが、
これにチオレドキシンが含まれていると・・・
まあ、チオレドキシンはすべての生物に含まれているわけで、
菌の培養液には当然含まれているでしょうね。
ただ、チオレドキシンはタンパク質なので熱に弱く、
その辺を工夫してるのかな?
しらんけど。
現状、直接的にチオレドキシンを配合することはできないみたいで、
残念ながら上図のような劇的な変化を起こすようなものはないみたい。
チオレドキシンが原料化されたら面白いなーとは思いますが、
その時がくるのかねー
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