大容量への問題

大容量のご要望は多いですけども

昔から大容量化のご要望の声ってのはありまして、

ずっとお応えできていない案件ではあります。

特にシャンプーを作ってからは、定期的にそのような

お声をいただきます。

 

まあ、エコが叫ばれる時代ですからねー

ゴミを減らす努力が企業側にも求められるのはわかるんですが、

色々と問題がありまして。

 

その辺のお話をしていこうと思います。

 

ナチュセラ芽吹、恵みはそもそも、自分自身に合うものがなかったので、

「ないなら作ればいいじゃない」的なノリで作った商品です。

 

 

ぶっちゃけ、原価率がえぐいです。

300ml、3,800円ってのは正直高いと思われる方のほうが多いと思います。

シャンプーの価格ってピンキリで、上をみたらキリがないですが、

相場的には1,000~2,000円くらいが多いです。

石けんもそうなんですが、原価がかかっているからって、

それ相応の価格をつけれない市場なんですわ。

 

本当に利益ほとんどない状態なんですよ、あの値段で。

キャンペーン価格なんて、ほぼほぼトントンですわ。

 

 

まず、原料原価がものすごい割くってます。

原価の半分以上は原料代。

量が多くても、加工賃、容器はそこまで大きく変わりません。

原料代のウエイトが少なければ、増量化しても、

原価は大きくはかわりません。

だから、増量タイプは割安で販売できます。

 

しかしながら、原料代のウエイトが大きいと、

増量分、原価が割り増しされることになります。

300mlを1000mlにすれば、原価は3倍くらいになり、

製造数は同じなので、製造予算が3倍必要となります。

 

潤沢に資金があればよいのですが、残念ながらそうではないので、

資金繰りがめちゃくちゃしんどい状況になります。

しかも、シャンプーとコンディショナーでさらに倍ってことになるので、

実質6倍のお金を動かす必要性があるわけです。

 

この問題を解決する方法は、製造ロット数を1/3以下にしてもらうことかな。

とはいえ、これ以上ロットを落とすのは無理筋ではありますが。

 

もう1つの問題が、同じ商品で2つのパターンを作ると、

当然、売れ行きは分散します。

現状、ほとんど利益が出ない状況ですので、

製造費をペイするには、全部売り切る必要があるんですよ。

在庫があるうちはマイナスです。

 

自分が使うから作っているだけで、普通なら売る意味がないです。

そこに回転率が低下するとなると、なかなか致命的なわけです。

 

この問題を解決する方法は値上げくらいしかないかな。

もちろん、これも現実的ではないです。

 

まあ、お金があれば解決する問題ですが、だからこそ、簡単ではないわけで。。。

 

まあ、原価度外視で作ってますので、その辺の弊害ってことで

ご理解いただければ幸いです。

 

 

早くキャンペーン終わらせたい・・・

 

 

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