美白が人種差別用語ってか?
花王が「美白」という表記をやめるとの発表があり、波紋を呼んでいます。
米国で起こった黒人差別への抗議運動を受け、外資メーカーが肌の色による優劣を
連想させる「ホワイトニング」などの表記を取りやめているのに追随したのだと思われます。
うーん、美白は差別用語とでもいいたいのだろうか・・・
世界をまたにかけるグローバル企業だから仕方のないことなのは
わかるんですけど、日本で販売するものにも、その配慮必要あるんかな?
なんか肌色も同じような問題で、薄橙とか呼ぶとかありましたが、
イマイチ、ピンとこない話ではあります。
そもそも、肌の色で差別するって感覚が日本人にはないと思うんですが・・・
いや、私は肌の色で人種差別してますって奴いる?いないっしょ?
別に白人に憧れて美白とかやってるわけではないわけですよ。
「色の白いは七難隠す」といわれるように、日本古来からある価値観ですから、
日本独自の文化といっても過言ではないです。
まあ、化粧品を売るためにメーカーが色々仕掛けてニーズを作ったって
側面がないわけではないでけどね。
個人的に気になるのは、人種差別に配慮してますってなアピールなわけですが、
日本の消費者はどう思うのかなーと。
「さすが花王!素晴らしい!」ってなるのかね・・・?
いや、ならんでしょ。
おそらく9割9分は「ふーん」ってな感想しか持たないと思うんですけど。
販売戦略上、おそらくプラスに働くことはないと思われます。
会社のイメージアップのため?
純粋に人種差別に懸念を表明したかった?
なるほど、わからん。
あとは、どう表現するつもりなのかってのも気になるかな。
美白の表現はそもそも医薬部外品でしか使えないです。
ですので、医薬部外品の商品が対象となるわけです。
つまり、医薬部外品ってことは表現が細かく定められているわけっす。
ある程度効果効能を謳える代わりに、表現の自由度はありません。
海外向けであれば、医薬部外品なんてものは日本独自のものなので、
変更は不要ですが、医薬部外品の国内向けの商品は、美白の代わりの
表現が存在しないので、いったいどうするつもりやら・・・
まあ、美白言わないのであれば、部外品にする必要性がそもそもないので、
化粧品に切り替えるのかねえ?
どのみち、どう差し替えてくるか要注目です。
あとは、国内最大手の資生堂がどうでるかってのも注目ですね。
え?うち?もともと美白って表現使えないねん。
【関連記事】