イソトレチノインってのはニキビの治療薬
ニキビ患者の筋力に対する経口イソトレチノインの効果を検討した論文が
「BMC pharmacology & toxicology」オンラインに掲載されまた。
イソトレチノインとはニキビの治療薬で、日本では未承認。
イソトレチノイン投与に関する副作用で、筋骨格系の副作用が
頻繁に報告されているとかで、その検証をしたってことらしい。
6ヶ月間投与した結果、結論をいえばイソトレチノインは筋力に影響は
なかったとのこと。
ちなみに報告されている筋骨格系の副作用は、筋肉痛、関節痛とか。
この筋肉痛に関して、原因が筋肉線維の破壊が起こっているからと考えたわけですね。
一般的な筋肉痛は激しい運動をして、筋肉線維が壊れてしまうことで起きるので、
そう考えるのも当然。
しかし、結論としては筋肉の損傷は確認されなかったわけです。
これが何を意味するか?
イソトレチノインには筋骨格系の副作用はない・・・
ではないですよ。
痛みの原因が筋肉の損傷ではないってこと。
痛みが起こる事例があるのは事実ですからね。
痛みを感じているのは神経からの情報をもらっている脳なわけです。
つまり、イソトレチノインが神経ないし脳への影響があることが
示唆されているわけです。
まあ、それが何を意味するのかまではわかりませんが・・・
イソトレチノインの副作用に鬱になる・・・って話もあります。
科学的には否定されているところですが、何かしらの精神への影響が
あるのではないか、との懸念は残っています。
今回の実験は、それを裏付ける1つの要因となるかもな~
なんて思ったりしたわけです。
あくまで個人の感想ですけど。
科学的には関係性は否定されていますが、
アメリカでは副作用の報告で第二位がうつですからね。
影響が一切ないってのはあり得ないかと。