ストエチオール

フランスラベンダーエキス

こちらの原料「ストエチオール」はイクノスから販売されている原料で、

表情筋を緩め、シワを改善するという、ボトックス様作用があります。

次世代型ボトックス原料として注目されています。

 

成分はトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、フランスラベンダーエキス

フランスラベンダーエキスを超臨界二酸化炭素抽出法により抽出したものだそうな。

超臨界二酸化炭素抽出ってのは、二酸化炭素に圧をかけていき、

気体と液体の境目の状態にして、そこに抽出するものを入れます。

 

そうすることで、特定の成分だけが抽出され、圧を正常に戻すことで、

二酸化炭素は気化し、ほしい成分だけが濃縮されているって方法。

オイル抽出でよく使われるかな。

ヘンプとか緑イ貝とかで使われています。

ある意味、ラベンダーの精油なんかな。

 

大元の原料メーカーはCODIF TECHNOLOGIE NATURELLEっていう

フランスの会社ですが、このフランスラベンダーエキスを使った原料が

ストエチオールを含めて3種類でてます。

 

1つは、アロマ ラベンダ-Gって原料で、肌鎮静作用があるそうな。

こちらは水溶性ですので、ストエチオールとは有効成分が異なるかな。

 

もう1つは、カピバイオーム PEはフケ防止などの頭皮ケア成分。

こちらも水溶性か。

 

油性分ってことで、特殊な作用があるのは間違いないみたい。

 

ラベンダー油に含まれているボルネオールってのが

神経毒性があるんじゃないかと思われましたが、

神経細胞の保護作用、神経細胞の抗アポトーシス作用が

確認されているんですよねー

 

あとはカンファーか。

これも神経毒って話は聞かないかな・・・

 

ちょっとメカニズムがわからないんだけど、

神経毒とは異なるメカニズムで、ボトックス様作用があるのであれば、

非常に面白い原料になるかなーと個人的には思います。

 

緊張すると筋肉は収縮しますが、逆にリラックス状態では

筋肉は緩みます。

リラックス効果のよるものであるのであれば、なお望ましいかな。

物理的作用をもたらすリラックス効果ってことなら、

非常に強い作用ですからね。

 

ただ、情報が少なすぎて、判断しかねるところはありますが、

興味深い原料ってのは間違いないです。

 

 

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