アブラナ科特有の成分
グルコラファニン含有青汁ってのがあってね。
はじめて聞く成分なので、気になって調べてみました。
グルコラファニンはミロシナーゼという酵素によって1,2イソチオシアン酸スルフォラファン
に変換される、いわば前駆体のようなものにあたるのかな。
構造式はこんな感じ。
ミロシナーゼという酵素は体内にあるのかと思いきや、
アブラナ科に含まれているものだそうな。
大根おろしにすると、辛味がでるじゃないですか。
あれはすり起こすことで、グルコラファニンがミロシナーゼの影響をいけ、
グルコラファニンが加水分解をすることで起こるんだそうな。
グルコラファニンとミロシナーゼは普段は別々に収納されており、
接触機会がないのですが、すりつぶされて、両者が交わることで
反応が起こるってな仕組みらしいです。
ということは、ですよ。
アブラナ科、ブロッコリーでも大根でもかまいませんが、
生で食べた場合は、咀嚼することで酵素と反応させれるので、
変換したものが摂取できますが・・・
サプリなどでは酵素が失活しているので、
変換されないのではないか?
という疑問がわきます。
一応、腸内細菌でもミロシナーゼを作るのがいるらしく、
サプリで摂取した場合も、変わらない効果が期待できるとの
データをカゴメが出しています。
1,2イソチオシアン酸スルフォラファンはどんな効果があるかというと、
有名なのは抗がん作用。
がん細胞のアポトーシスを誘導することで、
がん細胞を自然死へと追い込むことができるといわれます。
がん細胞だけを殺せて、正常な細胞には影響を与えないことから、
がん研究の分野で研究が盛んです。
あとはフェーズII酵素の活性化による、解毒作用の活性化も行います。
サプリでは「ガン」っていうテーマはタブーですので、
こちらのほうがメインの効能なのかなー
有害物質の毒性を無毒化する酵素を活性化させるというわけ。
あとは、この成分自体、抗酸化、抗菌力などが高いです。
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