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オリザセラミドからヒト型セラミドが見つかる

第3の保湿成分「Elasticamide」

オリザ油化からでているオリザセラミドから、

ヒト型セラミドが見つかったって話。

 

オリザセラミドはコメ由来のセラミドで、

主成分はグルコシルセラミド。

 

表示名はコメヌカスフィンゴ糖脂質だったような気がするんだけど、変わったのかな?

シクロデキストリン、コメヌカ油、グルコシルセラミド

グルコシルセラミドは3%で規格されています。

 

つい最近、第2の保湿成分として、BSG(β-シトステロールグルコシド)

存在を明らかにしており、その次ってことで第3ってわけです。

ちなみにBSGはセラミド産生を促進する効果があるとかないとか。

 

今回は近畿大学薬学総合研究所との共同研究にて、

オリザセラミドからElasticamideという成分を見つけ出し、

これがヒト型セラミドAPと同一であることが判明したとのこと。

 

新しい成分見つけて命名したけど、それがセラミドAPだったって話ですね。

 

オリザセラミドのグルコシルセラミドを高濃度に濃縮した中から見つかっているので、

実際の製品に含まれているElasticamideは極微量であると考えられます。

ですので、コメヌカからヒト型セラミドのみを抽出するのは、

非常に非効率であると思われます。

 

つまり、現段階では新しい成分が見つかったというだけで、

その恩恵を受けることはないだろうということ。

 

展開としては、オリザセラミドの上位互換となる原料が発売されるんでないかなー

と個人的には思いました。

まあ、お値段が大変なことになると思われるので、使うことはないでしょうが。

結局はセラミドAPと同一物質なので、セラミドAP使えば事足りるわけで。

 

まあ、セラミドの種類を増やす目的に使えないことはないかな?

セラミドAPと区別してElasticamideと呼ぶことで、1種類増やせるってわけよ。

 

植物からはサティスが栗から世界で初めてヒト型セラミドの抽出に成功していますが、

米胚芽抽出物からは初めてのことなので、世界初、米からヒト型セラミドの抽出に成功

といえなくもないです。

 

まあ、だからなんなんって言われると、ちょっと困るんですが、

謳い文句としては、使えないでもないと思います。

 

ヒト表皮3Dモデル細胞を用いて評価したところ、オリザセラミド®に含まれる成分の中でも

Elasticamideが極めて高い保湿作用を示したそうな。

そりゃ、そうでしょ・・・ヒト型セラミドなんだし。

 

塗布において、ヒト型セラミドの有効性が明らかとなったとともに、

グルコシルセラミドよりも圧倒的に高い効果を示す結果となったわけですね。

 

 

とはいえ、オリザセラミドの使用は化粧品ではなく、

サプリでの使用が本来であり、他の植物セラミドとの比較データも取っており、

他の植物セラミドよりも高い効果があることが示されています。

 

それが第二、第三の保湿成分が関わっているのかは定かではないですが、

他の植物セラミドよりも優れているという説明するには良い材料かもね。

 

 

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