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ナイアシンアミドの悲しい結末

ナイアシンアミドのサンプル配布の結果

いまや空前のナイアシンブーム。

ナイアシンアミド大好きって人も多いのではないでしょうか?

 

確かにナイアシンアミドはセラミド合成酵素の補酵素となり、

セラミド産生を促進します。

セラミド産生促進効果を見るとき、ナイアシンアミドは

ポジティブコントロールに使われるくらいです。

 

ポジティブコントロールは必ずプラスの結果がでる区で、

その実験系が正常に作用しているかどうかを確認するためのもの。

逆がネガティブコントロールで、通常はブランク区となり、

必ず変化が出ない区となります。

 

ですので、セラミド関連でいえば非常に安定感のある原料です。

 

しかしながら、昨今は美白効果、抗シワ効果なども謳われており、

過大評価気味となっているような気がしてました。

 

ということで、ナイアシンアミド5%と高濃度のサンプルを配布し、

実際に使ってもらった感想を集めようと試みたわけです。

 

229人に配布したわけですが、実際に反応があったのはわずか4人(T T)

返答率1.7%と過去最低の数字をたたき出してしまいました。

 

ナチュセラ凰(当時はAAA)のサンプルに関しては、

お願いしたわけでもないのに、物凄い反響があったわけで、

良ければ反響があるわけです。

 

つまり、反響がないってことは、おそらくそういうことなのではないかと。

これはこれで、1つの結果として受け止めようかと思っています。

 

まあ、ナイアシンアミドは万能といえるくらい、様々な効果がある

ってのは間違いないと思います。

ただ、それは非常に緩やかで、年単位で使用して効果を感じれるものです。

それも言われてみれば・・・という非常にわずかな変化。

 

ですので、短い期間で感想も何もあったもんではないってことなのかもしれません。

保湿効果は非常に高いと個人的には感じたんですけどねー

 

ナイアシンアミド、あんまり過度な期待はしないほうがよいかな?

というお話でした。

 

 

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