白髪がなくなるとはいっていない
とあるシャンプーについてのご質問で、
「これって白髪にもよいの?」というものがありまして。
その商品の口コミには「白髪に効くってことで買ったのに、効果ない」
みたいなのが結構書かれてました。
これは白髪への効果を謳ったシャンプーなのかな?
と思って実際に本家のページを見たんですが、
そんなこと一切書かれていないんですよ。
なんなん、これ?
まあ、白髪云々って話は薬機法的にはアウトなので言えないんですけども、
勝手に期待して、勝手に失望されているのは少々気の毒ではあります。
もしかしたら、当初は「白髪に効く!」みたいなこと書いてたのかな?
ただ、成分見る限り、そのような要素は皆無なので、それはないとは思いますが。
というわけで、この勘違いがなぜ起こっているのか?
ってのを考察していきたいと思います。
まず、ちらほらでてくる「黒ツヤ髪」って表現。
黒ツヤ髪ケアとか言われたら、髪が黒くなると勘違いしてもしょうがない
紛らわしい表現ではあります。
黒い髪にツヤが出た状態を黒ツヤと表現しているわけです。
つまり、本来のターゲット層は髪が黒い世代というわけさね。
もちろん、白髪云々言えないので、その代わりの表現としてできた言葉
ではありますので、白髪がなくなって黒髪になると解釈されても
仕方がないことではあります。
続いて、白髪の写真があるんですよ。
これは、頭皮環境が悪い⇒髪質が悪化⇒見た目が悪くなる
ってことを言っているわけ。
そんな悩みはこれ一本で解決!とばかりに商品が出てくるので、
白髪にも良いんだって錯覚してしまうわけです。
いや、正確には錯覚させてるってほうが正しいか。
あくまで「頭皮の環境を整える」ことができるってことを謳っているだけ。
頭皮の環境を整えれば、自ずと髪質も良くなるし、見た目も良くなるよ
ってな論法なんです。
これに黒ツヤって言葉があれば、そりゃ勘違いするわね。
あとは白髪ケアって言葉があって、これはあくまで白髪染めした髪に
対しての話で、白髪染めした後って髪にダメージがあるけど、
そのケアができまっせって話。
最後はこれらの要素から、ステマしている方々の中にも勘違いする人がいて、
まるで白髪に効果があるような記事を書いてしまっているってこと。
まあ、これが一番大きな要因でないかな。
なんか白髪によいシャンプーないかなーって検索した人が、
これ、白髪に効くよって記事を読む、販売ページに誘導され購入
ってな流れなんだと思われます。
何はともあれ、白髪対策のニーズは高いということですね。
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