条件がわからん
ナチュセラ凰を加速試験をしてたら、色が変わったのがでてきたんですよ。
加速試験ってのは、加速劣化試験ともいい、過酷な環境下において、
劣化耐性を見る試験。
温度を40℃、湿度75%の状態で置いて、品質に問題がない月×6の期間が
品質保証の期間となります。
化粧品の場合は、半年やって問題なければ使用期限を表記しなくてもよくなります。
つまり使用期限の3年の根拠ってのが、この試験結果となります。
全部変わるのであれば、分かるのですが、1個だけなんですよね・・・
お客様にも色が変わったというのを聞いているので、
何かしらの条件があるはずなんですが・・・
色が変わった原因は予測がついています。
モスビーンの皮の部分に含まれているポリフェノールが
AgeCapによって還元されてしまったと思われます。
こんな感じで色が濃いもの薄いものがあり、
その差は化学的には僅かなものなのだと思われます。
溶液が黄色っぽいのも、この皮に含まれる成分による
ものだと思われます。
見た目はオレンジ色でとてもインパクトがあり、
においもほのかに甘いにおいで、とても上品。
実際に使ってもらったら、元々のよりもいいような気がする
ということで、どうすれば変化するのか検証することになりました。
おそらくポリフェノールが活性化して、抗酸化作用を有したことで、
より高い抗酸化力で肌を守ってくれるから、効果が上がったと
感じたのではないかと思われます。
とりあえず、加熱してみたのですが、変化なし。
まあ、加熱でどうにかなるのであれば、加速試験の
試液が全部変色してないとおかしいです。
逆に低温下に置いてみたのですが、こちらも変化なし。
凍らしてみたけど、こちらも変化なし。
温度差を激しくしてみればと思って、
冷蔵庫と保温庫を行ったり来たりさせましたが、
やはり変化なし。
直射日光に当ててみましたが、こちらも変化なし。
条件さえわかれば、色が変わったものをスタンダードにしたいのですが、
ホントに条件がさっぱりわからず、再現性がないです。
不思議なことがあるもんだなー
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