黒米を紅麹で発酵させたもの
東洋発酵の新原料になります。
PICETECT(ライステクト)という製品名で販売されています。
北海道唯一の黒米品種「きたのむらさき」を、豆腐乳由来の紅麹菌で発酵した
エキスになります。
黒米はアントシアニンを多く含んでいます。
黒く見えるところはアントシアニンの色になります。
豆腐乳という聞きなれない食べ物は、
豆腐を麹菌でつけた食べ物なんだそうな。
まあ、当然麹菌はいるわけで、その中から
紅麹を見出したってことなんかな?
どちらも単体で有用な原料ですが、それを組み合わせたら
すごいことになるんでない?ってな発想で作られたのだと思われます。
表示名はベニコウジ菌/コメ発酵液、プロパンジオール
アンチポリューション原料になるのかな?
コンセプトは「守る」だそうな。
アンチポリューションってのは、外部の刺激、排気ガスやPM2.5、
昨今ではマスクなどにより肌荒れが起きますが、それらから
肌を守ることを指します。
①抗酸化作用
黒米に含まれるアントシアニンは高い抗酸化作用があります。
そのためライステクトにも抗酸化作用があります。
活性酸素を除去することで、炎症の抑制につながります。
ライステクト10%使用で活性酸素種を20%減するというデータがあります。
まあ、そんなに強いわけではないかなー
ただ、活性酸素を除去するので、紫外線によるダメージは軽減されます。
②炎症性サイトカインの抑制
炎症を誘発するサイトカインIL-6の産生抑制効果があります。
とはいえ、これも強くはないです。
グリチルリチン酸2Kとの相乗効果があるとのことですが、
これもちょっち弱い。
あとはコラーゲンやヒアルロン酸の促進、バリア機能の改善効果などの
データがありますが、全体的に微妙だな・・・
基本的には抗酸化作用による効果ってことになるかな。
データがライステクト5%、10%でとっているので、
推奨量は5~10%になると思われます。
原料の値段次第よなー
素材は強いのですが、データ面ではイマイチ。
主役をはる成分ではないので、補佐的な使い方になるかな。
うちで使うなら零に入れるくらいかな?
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