高機能還元性イオン水がセラミド合成に関わる遺伝子を活性化?!
還元性イオン水がセラミド産生を促すってな記事がでてたんすよね。
正直、何それ、意味わからん。とは思ったわけですが。
エー・アイ・システムプロダクトという会社で、
そこのS-100という原料にセラミド産生を促す効果があるという
発表をしました。
Electrolytic-reduction ion water induces ceramide synthesis in human skin keratinocytes
こちらが論文の全文。
上の図のERIってのが電解還元イオン水のことを指します。
Cerってのがセラミド、GlcCerはグルコシルセラミド。
うすーく、GlcCerにバンドがでているのが確認できます。
つまりグルコシルセラミドの産生を促進したってことです。
セラミドに関しては5%でCer(ULC)のバンドが確認できます。
ULCは超長鎖脂肪酸をもったセラミドってこと。
遺伝子レベルでの確認ではCerS3、ELOVL4のmRNAの増加が
5%で有意に増加しています。
CerS3はアシルセラミドを合成する遺伝子。
ELOVL4は脂肪酸を伸ばす遺伝子。
クロマトグラフィーの結果とリンクしているので、
まあ、データとしての信憑性は高いといっても差し支えないです。
さて、ここで出てくるS-100という電解還元性イオン水なんですが、
ちょっと眉唾な原料なんですよね・・・
電気分解で水を水素イオンと水酸化イオンに分解して、
その偏りを作ることでイオン水にしたものなんですが、
家電の浄水器とかでも作ることができます。
ただ、これは特殊な製法で作られており(どう特殊かはちょっとわからんけど)、
高機能性なんだそうな。
まず、pH12くらいあるそうな。
結構なアルカリになります。
これが肌に触れた瞬間、弱酸性になるそうな。
以前、K氏が実際にpH測定してたけど、
そんなことはなかったって結果がでてました。
もしかしたら、肌に浸透したらってことなのかもしれません。
(だとしたら、どう測定したのか疑問ではありますが)
特殊な水ってのは存在しており、過去にpH1やpH14の水を
触ったことがあります。
営業先の会社で、すげー水があるんだって話で紹介されたんですが、
強酸性、強アルカリではあるんですが、触っても影響がないとの
触れ込みでした。
実際に触ってみましたが、特に影響はなかったんですよねー
人体には影響がないけど、反応性はあって、
油汚れとかめっさ落ちるんだとか。
あとは錆びないので、機械関係の洗浄に使われているんだとか。
個人的な見解ではありますが、pHが肌で変化するってことはなく、
この強アルカリ水のように、肌への影響がないってことなんじゃないかなーと。
肌に影響がないってのを、拡大解釈してpHが弱酸性になるから影響ないんだって
なってしまったんでないかな。
pHが高いので、菌の繁殖できないので、
この水を高配合すれば防腐剤フリーの化粧品が作れます。
さらに、乳化作用もあるそうで。
乳化作用があるということは、洗浄作用もあると。
浸透性も高く、保湿効果も高いなどなど・・・
ほんまかいな・・・
と思ってしまいますが、今回のセラミドの件を見ると、
本当なのかなーと思えてきてしまいます。
近いし、一回乗り込んでみようかなー
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