セラミド溶解物の透明化技術の特許
セラミドを溶解するのにも技術的なものがいるわけですが、
透明化はさらに難易度が高く、特許を取れちゃうくらいです。
うちのような中小零細には透明化しなければならない理由なんて
ないので、考えたことすらないですが・・・
セラミド溶液を透明化したいといってもしてもらえないでしょう。
理由は技術的に無理ってのと、特許を侵害するリスクがあるので、
OEMメーカーはまずやってくれないでしょう。
今回は富士フィルムのアシルセラミド溶解物の透明化技術の特許が
公開されているとのことなので、それを見てきました。
で、思ったのが、これ赤いやつのセラミド濃度がわかるんじゃ?!
ただ、多少難解なので、書きながら整理していこうと。
ですので、メモ書きみたいなものになります。
まず、アシルセラミドを0.1ppm〜1000ppm含んでいるもの
に対しての特許を主張しています。
パーセンテージに直すと0.00001~0.1%
アシルセラミドはEvonik社のCeramideⅠを使用。
A液に0.3%
これをB液に39.5%混ぜてD液を作成。
D液にはアシルセラミド0.1185%
油相成分としてセラミド3を0.1%、セラミド6Ⅱを0.1%配合
これを1に対して水7で希釈、分散させる。
この分散物のセラミド3、6Ⅱはそれぞれ0.0125%
分散物を濃縮して2%に調整。
この時点でセラミドの濃度は0.5%
特定化合物:45.07g
D液:0.1g
分散物:6g
アスタキサンチン含有物:0.22g
リコピン含有物:0.1g
その他0.5g
100gになるように水で調整。
つまり、セラミド1は0.0001185%、セラミド3は0.03%、セラミド6Ⅱは0.03%
D液については0.1g以外にも0.01~20gでやっているので、
0.00001~0.02%と幅がありますが、さすがに0.02%はないでしょう。
意外にセラミド配合されてんな。