美容成分90%のカラクリ
美容成分がいっぱい入ってますよってのを主張するために、
全体の何%は美容成分だといっているところがあるんですよ。
まあ、ここは90%美容成分ってことで固定しますが、
どういう理屈でそうなっているのかってのを説明していこうと思います。
①原料を90%入れている
いわゆる原液理論です。
原料メーカーから買った原料を90%使ってますってやつ。
原液はこの理屈だと100%ちゅうことになります。
例えば、うちのナチュセラ零はリムベールという原料を80%使用しています。
当たり前ですが、リムベールはフコイダン100%ではなくて、水やら溶剤、
防腐剤が含まれており、厳密には美容成分は数%になります。
S●-Ⅱのやつもこれに該当します。
培養発酵液は100g作るのも1000g作るのもコストは大して変わりません。
大量に作れば作るほど、コストは安くなっていきます。
そういう意味では、培養液ってのは高配合しやすい成分ではあります。
②水を除く
当然ではありますが、水の占める割合は大きいです。
それを除けば、美容成分の比率は必然的に上がるわけです。
BGやグリセリンなどの溶剤は保湿成分として扱われますので、
これらも美容成分だということができます。
美容成分でないもの・・・
界面活性剤、防腐剤、pH調整剤などなどを除けば、
だいたい90%くらいにはなります。
水を除けば、ほとんどの商品に当てはまることなんですけどね。
③水を美容成分にカウントする
1つは水をなんか特別な水にして、美容成分にしてしまう方法。
温泉水とかね。
うちで言えば、モウソウチク水なんかもそれにあたります。
蒸留水、例えばダマスクローズ水とか、精油を精製する際の
副産物で出てくる水があるんですが、かなりお手頃な価格なので、
水の代わりに入れるっては現実的に可能です。
もう1つは水も美容成分としてカウントしてしまう方法。
は?何言ってんだ、と思われるかもしれませんが、
ヒトの体は60%は水分なわけです。
体を構成している主要成分なんです。
だから水を美容成分だと主張することはできなくはないです。
まあ、これもほぼすべての商品に該当することになりますが。
④水を一切しようしないで製品を作る
例えばグリセリンをたくさん使うことで、水を使わない処方が可能です。
また、オイル製品もこれに該当します。
うちのナチュセラエターナルオイルもオイル100%なので、
美容成分100%ということも可能です。
⑤入っている成分の数で語る
普通は内容量に対する割合の話なんですが、
成分の数の割合で語るという方法。
例えば、全成分に書かれているのが40種類だとします。
そのうち36種類が有効成分であれば、90%は美容成分だと
言えなくはない。
まあ、意外に難しいですが、美容成分の数を増やせば、
達成することは可能です。
何が言いたかったのかというと、美容成分何%とかいうの、
ナンセンスだなーと。