塵も積もれば山となる
とある化粧品のシリーズになるんですが、
全部セラミドを入れてるんですよ。
個人的には1つにしっかり入れときゃいいやん、と思っていたのですが・・・
化粧水A・・・・X
化粧水B・・・・2/3X
美容液・・・・・3X
クリームA・・・5X
クリームB・・・2/3X
クリームC・・・微量
ジェルA・・・・微量
ジェルB・・・・X
化粧水Aのセラミドの量をXとすると、
全部使えば11.3Xになるわけです。
たとえXが少なくても、これだけ重ねれば
そこそこの量になるわけです。
個人的にはアハ体験でしたねー
正直、またセラミド商品出すの?しかも濃度も変わらんって、
ア●なん?と思っていましたが、そういう計算がされていたんですね。
セラミドの濃度を敢えて抑えることで、
商品でセラミドの量を調整するように設計されていたわけです。
必要としるセラミドは個々人で異なります。
1つで調整するってのは簡単なことではないです。
うちのクリームは必要量だけ入っていく仕様になっていますが、
偶然の産物で、正直な話、仕組みは不明ですから。
そこで商品数を増やすことで段階的にセラミドを補えるように
するという方法が活きてくるわけです。
F1層とかはそこまでセラミドを必要としていないので、
1つで十分なわけです。
足りないのであれば、1つずつ商品を増やしていけば、
いずれは十分な量を補うことができると。
金銭的な問題を無視すれば、素晴らしい仕組みだと思います。
正直、同じもののラインナップを増やすのってメリットよりも
リスクのほうが高いんですわ。
例えば化粧水の普通肌用、敏感肌用、脂性肌用と3つ作るとすると、
当然、ユーザーは分散するわけです。
分散した結果、商品の回転数が遅くなります。
この場合、脂性肌用の売れ行きが悪くなる可能性が高いです。
在庫を抱えることになり、最悪破棄となります。
化粧品は賞味期限がないのでずっと売れると思っている人は多いですが、
正直3年が限界です。
3年を超えると途端に品質が悪化するものが多いです。
これをセラミドの濃度を調整するという目的を持たせることで、
複数使わせることができるわけです。
とはいえ、在庫リスクがなくなるわけではないですけどね。
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