そういう案件がめっさ増えているんだって
約2年ぶりくらいになるかな?
久々に加工先の営業マンが来ました。
小一時間くらい話たのですが、その話の中で
「いわゆるインフルエンサーと呼ばれる人からの依頼が増えた」
という話題に。
SNSでフォロワーを何十万人と抱えている人から、
PB化粧品を作りたいという話が結構来ているそうな。
我々の認知しないところで沢山の商品が生まれ、
沢山消えていっていると。
そのような案件が増えている背景には、
まあ、PB化粧品を作って成功している人たちが少なからずいるってこと。
数年前よりも簡単にインフルエンサーになれる環境になっていることから、
いわゆる成功している人たちと同じ土俵に上がれる人が増えているわけです。
で、自分もできる、と思ってしまう人が多いんだそうな。
また、コロナ禍で起業に対する手当みたいなものがでているそうで、
それも後押ししている要因なんだそうな。
当然といえば当然なのですが、ほとんどは上手くいかないそうです。
沢山の漫画を読んできたからといって、面白い漫画を描けるわけではないです。
沢山の小説を読んできたからといって、素晴らしい作品を書けるわけではないです。
いわれなくても、そんなことは理解していると思われるのですが、
沢山の化粧品を使って、見てきた私だから、最高の化粧品を作れる・・・
と考えてしまう人が多いのは何故なんでしょうね?
まあ、商売で一番大変なところの「認知してもらう」ってところに
アドバンテージを持っているわけだから、「売れる」と自信をもって
しまうのは仕方がないことなのかもなー
敗因はなんなのか考察してみたのですが、
1つは商品化の動機かな。
商品化の大義名分ってやつです。
こういう商品が欲しい、でも存在しないから作った・・・
みたいな感じのやつね。
まあ、この辺は本来は後付けでもよいのですが、
SNSでリアルタイムで見られていると、
後付け感が丸わかりになっちゃうんですわ。
大義名分ってのは、自分のブランドを持ちたい、いっぱい売って儲けたい
というエゴを隠すためのものなんですよ。
商売ですから、そういう欲望ってのはあって当然で、
立派な動機ではあるのですが、少々体裁が悪い。
要するに、SNSで活動していると、そういったエゴが隠せず、
透けて見えてしまうので、興が冷めてしまうんでないかなーと。
で、PB商品を作るってのが目的となっているので、
差別化ができていないという弊害が起こります。
只でさえ、似たような商品が山のように存在するわけで、
それらと比較されるわけさね。
優位性を示すことができるのであればよいのですが、
コストパフォーマンスは個人で作れば悪くなるのは必然で。
似たような商品で、しかも高いか、
値段は安いけど、スペックは劣るというような商品では、
そりゃ、難しいよね、って話です。
細かい話をすれば、もっとい色々あるけど、
成功と失敗を分けているのはこれかなーと。
もし、PB商品を作りたいと思っている人がいたら、
気をつけてみてくださいな。
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