マイトファジーとはなんぞや?
オトギリソウエキスにマイトファジーを活性化する効果があることを
発見したと、ポーラが研究発表しました。
マイトファジーとは何かというと、オートファジーの一種で、
ミトコンドリアに行われるオートファジーのことをマイトファジーと呼ぶって
認識で問題ないです。
機能しなくなったミトコンドリアはマイトファゴソームという膜で覆われ、
リソソームによって分解酵素が膜内への流し込まれ、分解されます。
分解されたものは、新たな細胞の材料にリサイクルされます。
マイトファジーが正常に行われないと、損傷ないし不活性化した
ミトコンドリアが居座ってしまい、新しいミトコンドリアが作られません。
その結果、エネルギー産生量の低下が起こり、様々な疾患、老化の
原因となります。
ポーラはマイトファジーの低下に伴い、ヒアルロン酸産生の低下、
セラミド産生の低下のデータを出していますが、おそらくはコラーゲンの
産生も低下すると思われます。
年齢と共に、オートファジー能が低下するのと同様、
マイトファジーも老化に伴い低下していきます。
そこで、マイトファジーを活性化させるものがないかと探した結果、
オトギリソウエキスにたどり着いたと。
表示名はオトギリソウ花/葉/茎エキス、もしくはセイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス
植物プレミックスによく使われており、あんまり単体では見かけないかな。
単体では一丸ファルコスのファルコレックス オトギリソウ、
香栄興業株式会社のオトギリソウ抽出液、
丸善製薬のオトギリソウ抽出液BGになります。
弊社もナチュセラエターナルオイルに配合していますが、
こちらはオイル抽出となっているので、別物です。
まあ、マイトファジーに対して有効な成分は特定されていないので、
ワンチャン、オイル抽出物にも似たような効果はあるかもしれんけど。。。
ちなみにセイヨウオトギリソウエキスは、セントジョーンズワートと呼ばれ、
抗うつ作用があるとして、サプリメントになっています。
効果は高いんですけども、薬との禁忌な組み合わせが複数存在するので、
扱いがちょいと面倒。
基本的には避けられます。
おそらくは抗シワ原料という扱いになるのかなー
ネオダーミルがエネルギーを供給することで、抗シワ作用をだすわけで、
エネルギーを作るミトコンドリアを健全化させることで、
エネルギー産生を高めることで、抗シワ作用を発揮するんでないかな?
【関連記事】