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ω-6、ω-7含有サプリがニキビに有効

100%改善とかあり得るのか?

ニキビに対する栄養補助食品の効果を評価した試験結果が7月25日、

「Journal of Dietary Supplements」オンラインに掲載されました。

Treatment of Resistant Acne Vulgaris in Adolescents Using Dietary Supplementation with Magnesium, Phosphate and Fatty Acids (Omega 6 and 7): Comparison with 13-Cis-Retinoic Acid

 

マグネシウム、リン酸塩、リノール酸Ca(ω-6)、パルミトレイン酸Ca(ω-7)を配合したサプリを使用し、

ニキビに対する効果をイソトレチノインと比較したという内容。

 

ω(オメガ)とはなんぞやって話ですが、脂肪の分類で飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に

分けられるのですが、不飽和脂肪酸は一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分けられます。

不飽和ってのは二重結合があるってことで、その二重結合の数によって

さらに細かく分類されます。

正直、分類の仕方がイマイチわからんのよなー。

ω-9は一価なんやけども、ω-7も一価やんってなるし、

ω-3は二重結合がいっぱいって感じなんですが、

二重結合が3つあるγ-リノレン酸はω-6だし・・・

 

まあ、リノール酸はω-6、パルミトレイン酸はω-7と分類されるというわけさね。

それぞれの脂肪酸にカルシウムを結合させて粉末化させたものを使ったわけね。

 

イソトレチノインはビタミンAの一種で、重度のニキビ疾患者に

処方される薬になります。

ニキビへの切り札といわれていますが、副作用の懸念もあり、

おいそれと使えない薬でもあります。

ビタミンAの一種ということもあり、妊婦が飲むと奇形、流産の

可能性が劇的にあがります。

また、重大な精神症状に陥る可能性もあります。

 

ですので、その代わりになるものが強く求められているって背景があります。

 

リノール酸Caとパルミトレイン酸Caには高い殺菌活性が知られており、

黄色ブドウ球菌、アクネ菌に対して選択的に高い活性を示します。

経口投与で意味があるのかどうかってところの検証だったのでしょう。

 

サプリメント摂取区257名、イソトレチノイン摂取区275名、

ニキビに悩む青年期を集めて6ヶ月間にわたり試験を行いました。

被験者はどっちを飲んでいるのかは分からないようにしてた

単盲検無作為化試験にて行われました。

 

結果は驚愕といった感じでしょうか。

 

重度のニキビに対する薬であるイソトレチノイン区では

症状が完治したのが187名(68%)に対し、

サプリ区はすべての患者(100%)が完治したという結果に。

 

サプリのほうには副作用が一切なく、完治率も圧勝しているわけで・・・

この結果を医学会はどう判断するのやら?

 

この論文のおもろいところは、サプリで薬よりも効くものが

できとるやんってところ。しかも副作用がないってね。

 

また、100%改善って本来あり得ない数値がでていること。

250名って滅茶苦茶大きい数字ではないですが、決して小さい数値ではないです。

サンプル数が少ないとはいえないわけです。

で、こういう治験って、どんなに優れた薬でも100%なんて数値、でないんです。

 

 

このサプリがニキビにいいのはわかった。

じゃあ、どの商品を買えばよいのか?ってなるとは思いますが、

具体的な摂取量がわからないのでなんとも・・・

全く同一の処方の商品があるのかもしれませんが、

日本国内で買えるものではないのは間違いないです。

 

日常生活で取りにくいのはパルミトレイン酸くらいで、

これはマカデミアナッツに多く含まれています。

とりあえず、マカデミアナッツを食うのが正解!?

まあ、食べすぎは逆にニキビの原因にもなりうるでしょうけども。

 

 

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