骨密度を改善する菌!?
カルピスから面白いものがありまして、枯草菌を使ったサプリメントを
販売してるんですよねー
枯草菌ってのは、学術名Bacillus subtilis。
土壌に一般的に存在しており、空気中にも存在している、
まあ、どこにでもいる菌。
芽胞を形成し、芽胞はあらゆる耐性が高くなるので、
除去するのが非常に難しい菌になります。
コンタミしやすくなるので、正直扱いたくない菌です。
事もあろうか、枯草菌を生きたまま摂取するんだそうな。
枯草菌は人間に対する病原性はないのです。
まあ、納豆菌の親戚みたいなものなので、摂取すること
自体は問題ではないのですが・・・
製造ライン汚染をするので、専用のラインを用意する必要があります。
こいつら、マジで殲滅するの滅茶苦茶大変なんすよ。
芽胞はエタノールでも死なんし、熱湯でも死にません。
カルピスなので、菌の扱いには長けているってことでしょうか。
個人的感想ではありますが、マジかよって感じです。
で、この枯草菌を摂取することで、破骨細胞の働きを抑制することで、
骨密度の改善が行われるそうな。
骨代謝は古くなった骨をは破骨細胞が溶かし、溶かしたところを
骨芽細胞によって新たな骨が形成されます。
1~1.5年かけて代謝を行っています。
で、破骨細胞と骨芽細胞のバランスがとても重要で、
破骨細胞が強すぎると骨はスカスカになりますし、
弱いと代謝が進みません。
この破骨細胞と骨芽細胞のバランスを取っているのが
女性ホルモンとなります。
当然ではありますが枯草菌が生きたまま吸収されたり、
体内へ入り込むようなことはないです。
ですので、枯草菌が破骨細胞の働きを抑制するわけではないです。
腸内環境に影響を与え、炎症系サイトカインの減少が起こるそうな。
結果、破骨細胞の活性化を抑えることになるんだとか。
50代女性76人の半分に枯草菌を摂取群、半分をプラセボ群として、
24週後の骨密度を計った結果、プラセボ群は0.8%減少していたのに対し、
摂取群は0.2%くらい増加していたと。
増加数値は非常に僅かですが、年々減少傾向にある骨密度を
僅かでも増やすというのは大きいと思います。
積み重なれば、大きな差となります。
とはいえ・・・
おそらくですが、納豆菌でも同じ現象が起こると思われます。
もちろん、この枯草菌ほどではないにしろ、似たような作用は
確実にあると思われます。
まあ、納豆毎日食えばよくね?とは思います。
納豆には女性ホルモン様作用のあるイソフラボンも含まれますし、
高い相乗効果が期待できるんでないかなーと。
骨に関しては、正直イソフラボンを摂取したほうが早いと思います。
お客さんで80代でも骨密度が20代と変わらんという人、
いっぱいいたからなー
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