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枯草菌C-3102

骨密度を改善する菌!?

カルピスから面白いものがありまして、枯草菌を使ったサプリメントを

販売してるんですよねー

 

枯草菌ってのは、学術名Bacillus subtilis

土壌に一般的に存在しており、空気中にも存在している、

まあ、どこにでもいる菌。

芽胞を形成し、芽胞はあらゆる耐性が高くなるので、

除去するのが非常に難しい菌になります。

コンタミしやすくなるので、正直扱いたくない菌です。

 

事もあろうか、枯草菌を生きたまま摂取するんだそうな。

枯草菌は人間に対する病原性はないのです。

まあ、納豆菌の親戚みたいなものなので、摂取すること

自体は問題ではないのですが・・・

 

製造ライン汚染をするので、専用のラインを用意する必要があります。

こいつら、マジで殲滅するの滅茶苦茶大変なんすよ。

芽胞はエタノールでも死なんし、熱湯でも死にません。

カルピスなので、菌の扱いには長けているってことでしょうか。

個人的感想ではありますが、マジかよって感じです。

 

 

で、この枯草菌を摂取することで、破骨細胞の働きを抑制することで、

骨密度の改善が行われるそうな。

 

骨代謝は古くなった骨をは破骨細胞が溶かし、溶かしたところを

骨芽細胞によって新たな骨が形成されます。

1~1.5年かけて代謝を行っています。

 

で、破骨細胞と骨芽細胞のバランスがとても重要で、

破骨細胞が強すぎると骨はスカスカになりますし、

弱いと代謝が進みません。

 

この破骨細胞と骨芽細胞のバランスを取っているのが

女性ホルモンとなります。

 

当然ではありますが枯草菌が生きたまま吸収されたり、

体内へ入り込むようなことはないです。

ですので、枯草菌が破骨細胞の働きを抑制するわけではないです。

 

 

腸内環境に影響を与え、炎症系サイトカインの減少が起こるそうな。

結果、破骨細胞の活性化を抑えることになるんだとか。

50代女性76人の半分に枯草菌を摂取群、半分をプラセボ群として、

24週後の骨密度を計った結果、プラセボ群は0.8%減少していたのに対し、

摂取群は0.2%くらい増加していたと。 

 

増加数値は非常に僅かですが、年々減少傾向にある骨密度を

僅かでも増やすというのは大きいと思います。

積み重なれば、大きな差となります。

 

とはいえ・・・

おそらくですが、納豆菌でも同じ現象が起こると思われます。

もちろん、この枯草菌ほどではないにしろ、似たような作用は

確実にあると思われます。

 

まあ、納豆毎日食えばよくね?とは思います。

納豆には女性ホルモン様作用のあるイソフラボンも含まれますし、

高い相乗効果が期待できるんでないかなーと。

 

骨に関しては、正直イソフラボンを摂取したほうが早いと思います。

お客さんで80代でも骨密度が20代と変わらんという人、

いっぱいいたからなー

 

 

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