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セラミド濃度の表現の仕方色々

小賢しい表現が増えてんなー

セラミド●●%配合ってな表現を工夫して、

多く入っていますとアピールするところが増えてます。

まあ、仕方ないことではあるのですが、騙す気満々

ってのはいただけないかなーと思う今日この頃。

 

ぶっちゃけ、セラミドの価格は上がる一方で、

高配合しているところはしんどいわけよ。

まして4%とか入れてると、シャレにならん状態なわけですよ。

 

まともに濃度で競うのは分が悪い。

なら知恵を絞って優位性があるように見せようってのが現状のようです。

 

①セラミド12種15%以上配合

セラミドが12種類も入っていて、しかも15%と高濃度!?

まず1つめのトリックはセラミドであって「ヒト型」とは言っていないってこと。

7種類のヒト型セラミドに5種類の植物セラミドを配合しています。

 

おそらくSkinmimicsとPhytopresome™ Cera-Vを組み合わせて、

7種類にしていると思われますが、これらでセラミド15%なんて

物理的にもコスト的にも無理な話。

なんせ50mlで1980円(税込)という格安なわけです。

ヒト型セラミドとしては0.01%入っているかどうかってレベルだと思われます。

 

つまり、15%のほとんどを植物セラミドが占めるわけですが、

植物セラミドってヒト型セラミドと変わらんほど高価な原料です。

通常は1%くらいに薄めて化粧品原料として販売されています。

もう1つのトリックは15%という数字で、セラミド換算ではなくて

セラミド原料を15%使っているということ。

 

ですので、実際にはセラミドとして15%配合されているわけではないです。

おそらくは0.1~0.2%くらい植物セラミドが含まれているものだと思われます。

 

秀逸なのがセラミドに詳しい人だとセラミド12種類といわれると、

ヒト型セラミドをすべて網羅しているのか!?と勘違いさせれるところです。

実際には0.1~0.2%程度にも拘らず、15%を謳うというのは

かなり悪質ではではありますが、価格からすれば十二分な濃度ではあるんですけどね。

 

②ヒト型セラミド15%以上増量!

一見するとヒト型セラミドが15%配合!?と勘違いしてしまうのですが

 15%増えただけなんですよ。

15%入っていると思われればラッキーで、本命はそこではないです。

 

残念な話、割合の計算って苦手な人は思っている以上に多いです。

感覚的にすごい増えていると判断する人もいれば、

+15%されたと思う人もいるんです。

信じられないかもしれないですが・・・

 

実際は1.15倍になったということなので、

元の濃度×1.15という数字になります。

0.01%だったなら、0.0115%となります。

元の濃度がわからないので、結局はどの程度入っているかは

分かりかねるわけですが、まあ微増しただけってことは

間違いないです。

 

 

③セラミド原液15%配合

原液ってのはセラミド原料をどれだけ入れたかって話で、

一般的にはSK-INFLUX V が使われます。

セラミドが3種類入っているやつで、価格が比較的安いです。

とはいえ、15%も配合すれば、結構なものではあります。

SK-INFLUX Vはヒト型セラミド1.5%なので、

15%も配合すれば、0.225%とかなりの濃度となります。

 

ただ、これに使われる界面活性剤の刺激性が高いので、

この濃度で使われることはまずないです。

 

ですので、SK-INFLUX Vを15%配合したものではないです。

実際に使われていた原料はPhytopresome Cera-V。

セラミド5種類を20%含んだ粉末の原料。

粉末の原料を15%はさすがに溶けないですし、

原価が非現実的となるので、まあ無理です。

 

予め溶解させた薄くなったものをわざわざ用意して、

それを配合しているというフラ●ラ方式をとっているわけ。

ですので、原液15%というのはまやかしで、

実際はそんなに濃いわけではなく、普通かそれよりも薄いくらい。

 

 

本当はたくさん入れたいんでしょうが、

入れれば当然コストが上がるわけで、

販売価格が上がってしまいます。

 

低価格で販売したいけど、大きく見せたいってことで、

これらの表現方法を思いついたのでしょう。

どれも不自然なくらい安いですからね・・・

 

 

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