クロトー遺伝子を活性化する原料
雪が赤くなる現象があるんですが、これは氷雪藻と呼ばれる
耐寒性の高い藻類によるものなんだそうな。
スイカのにおいがするとかで、watermelon snowと呼ばれているそうな。
氷雪藻は何種類か存在しますが、そのうちの Chlamydomonasという
藻から抽出されたエキスになります。
通常は緑色なのですが、氷雪上の低温で紫外線が強く、栄養がほとんどないという
過酷な環境下で生き残るために、赤色の胞子体になります。
この赤いのはアスタキサンチンなどのカロチノイド色素だといわれています。
製品名はSnow Algae Powder (スノウアルゲパウダー)
表示名称はクラミドモナスエキス、マルトデキストリン、レシチン、水
パウダーっていうくらいだから粉末だと思うけど、水??
この成分はクロトー遺伝子を活性化させることで、
クロトータンパク(抗老化ホルモン)を増やし、
肌の若返えらせる効果があるといわれます。
スノーアルゲ2%配合のジェルを被験者5名に2ヶ月使ってもらった結果、
真皮のコラーゲンが増加し、肌の立体構造が改善され、基底膜の凹凸が
改善されたとの結果に。
5名と非常に不十分な数ではありますが、
シワを根本から改善する力があることが示唆されたわけ。
データを見る限りでは、まあ悪くないよねって感じではありますが、
長期間続けれる価値はあるかなーと思わせるものではあります。
クロトー遺伝子を活性化させるという、間接的にクロトーホルモンを
増やす方法で、これだけの効果があるわけです。
直接的にクロトーホルモンを補ってやれば、効果ももっとあるのでは?
まあ、答えるまでもないことですが、
Clodessineはクロトーホルモンを模して造られたペプチドを含んでおり、
さらに高い効果を発揮します。
正確には受容体にはまる部分だけを合成しているわけですが、
受容体にはまり、若返るを促すという結果は同じです。
化粧品業界をひっくり返しかねない、そんなポテンシャルをもっている
クロトーですが、今後、クロトーに着目した原料ってのは増えてくるんでないかなー
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