若干処方が変わります
ナチュセラクリームの処方が若干ではありますが変更いたします。
VIT-A-LIKE PW LS 9898、AgeCapが廃盤となり、
処方変更を強いられたわけですが、AgeCapのほうが
まだ在庫が残っており、取り急ぎVIT-A-LIKE PW LS 9898の代わりに
オリザ油化のフィトレチノールを入れるという処置を取っています。
全成分表示では、モスビーン種子エキス、マルトデキストリンが消え、
オレンジビユ果実エキス、ローズマリー葉エキスに代わります。
どちらもレチノイドX受容体に作用することで、
レチノール様作用を示すものですので、
効果、作用機序も変わりません。
正直、VIT-A-LIKE PW LS 9898は非常に比重が軽く、
移し替えるのも大変ですし、非常に吸湿しやすく、
固まって使えなくなる・・・と非常に扱いずらい原料でした。
価格も高い、リードタイムも長い、安定供給されないと、
碌でもない原料だったので、廃盤も是非もなしって感じです。
替わって、フィトレチノールはオリザ油化の原料になりますが、
安定供給されるし、安定性も非常に高いです。
バクチオールを含んでおり、これがレチノール様作用を示します。
バクチオールはレチノイン酸受容体に働きかけるわけではないので、
いわゆるレチノイド反応はでません。
また、安定性も高く、紫外線に当たってもレチノールのように
毒性を示すものになることもないです。
とても優秀な原料です。
AgeCapが無くなり次第、改めて処方変更する予定ですが、
方向性としてはクロシデンを配合して、クロトーをメインに
シフトしていきたいなーと。
セラミドをメインでやっていますが、正直セラミドって
入っていて当たり前になりつつあります。
新たな強みが欲しいんですよねー
ただ困ったことに、クロシデンは加熱すると変性して効果が失活してしまいます。
後添加なるとは思いますが、今以上に離水しそう。
他にもクロトー遺伝子を活性化させるような原料なんかも
あれば使いたいかな。
今度展示会に行くので、そんな原料を探したいと考えています。
マジでクロトーしか勝たん。