セイヨウネズ果実エキス
一丸ファルコスの新原料、ジュニパーブライトのご紹介。
展示会で一丸のブースに立ち寄ったところ、何やら講演会をブース内で
やるってことで、話を聞いてきました。
ブース内にそこそののスペースを割いて行われた10分そこそこの講演会。
うちらだけしかいない状態で、あとはサクラの一丸の社員さんが5人ほど
座っていました。
どうでもよいけど、社員めっちゃおった。
ほぼ暇を持て余してる感じで・・・
仕事してねーなーと思いましたが、大きなお世話ですね。
ジュニパーとはヒノキ科ビャクシン属の棘のある木で、
実が熟すまで3年もかかるそうな。
果実はジンの香りづけに利用され、ライムのような香りがします。
精油にも使われており、甘さと苦みを含んだ爽やかなウッディ調の香りが特徴です。
こちらはジュニパーの実からの抽出物となります。
表示名称はBG、水、セイヨウネズ果実エキス
メラニン依存からの脱却ってのがコンセプトになります。
昨今、世界的に肌の色に対する問題が色々あるわけですよ。
肌色って色がなくなったり、美白って言葉を使わないってのが
国際的な流れなんだとか。
日本にいると、正直ピンとこない話ではあります。
まあ、それが講演会の入りが如実に表れているわけで・・・
あまり刺さらないコンセプトではあります。
メラニンの生成を抑える「美白」に対して、
ジュニパーブライトはメラニンに依存しない「ブライトニング」効果があるんだとか。
加齢による肌のくすみの原因の1つとして、リポフスチンがあります。
リポフスチンは、過酸化脂質や過酸化タンパク質が変性してできた色素物質の一種。
分解されにくく、加齢とともに蓄積していくため、老化色素とか老化タンパクとか
言われます。
一応、これを分解する仕組みが細胞内に存在し、それをプロテアソームと呼びます。
プロテアソームは巨大な酵素複合体になります。
オートファジーに近いものがあるのですが、オートファジーは非選択的なのに対し、
プロテアソームは選択的にタンパク質の分解を行います。
ジュニパーブライトはプロテアソームを活性化させることで、
リポフスチンを分解し、肌のくすみを改善するものになります。
400種類の植物から、もっともプロテアソームを活性化させたのが
ジュニパーベリーだったということで、原料化されたそうな。
2時間で飛躍的にプロテアソームを活性化し、細胞内にリポフスチンの
蓄積を有意に抑制するという結果に。
うーん、減るわけじゃないのなー
と正直思ったかな。
ヒト試験は頬部でメラニン量は変わらないのに内部光反射量が増えたという結果に。
ぶっちゃけ、見た目ではほとんど変わらないんですけどね。
リポフスチンを分解する原料でデトキシホワイトってな原料があるんですが、
こちらはメラニン生成を阻害するほか、ヒト試験でも見て明らかに違いがでています。
まあ、こちらの下位互換という印象かなー
ただ、原料価格ではジュニパーブラントのほうが全然安いので、
使いやすいとは思います。
推奨量は1%。
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