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サジー種子オイル

ヒポファエラムノイデス種子油

サジーはユーラシア大陸を中心に自生している植物です。

紫外線がきつく、水分も少ない高山、寒暖の差が激しい地域、

砂漠地帯と非常に過酷な環境下でも生育する生命力の強い植物です。

-40℃という極寒で実をつけるという非常識な果実です。

 

そんなサジーの種から抽出したオイルになります。

サジーの実からわずか0.36%しか採れない、希少性の高いオイルです。

色はきれいな透明なオレンジ色。

特有なにおいがあります。まあ、いい匂いではないです。

 

ω3系のオイルを30%含有しています。

主にα-リノレン酸になります。

ビタミンAやビタミンEなんかも含まれています。

パルミチン酸、パルミトレイン酸も結構な割合含まれており、

組成だけみれば非常に魅力的なオイルになります。

 

ヒアルロン酸産生、コラーゲン産生を促進させる効果があるとかないとか。

あとはセラミド合成酵素をはじめとする37遺伝子の活性を促すそうな。

 

なにやかんやで、オイルですので、飛びぬけた効果があるわけではないのですが、

マルチに広く浅く肌に作用するって感じ。

 

推奨量は2~5%、エビデンスは0.5%で取ってるけどね。

オイルというジャンルの中では、ハイスペックなオイルです。

浸透性は正直悪いです。

 

 

また、サジー果実オイルってのも一緒においてありまして、

こちらはパルミトレイン酸が豊富に含まれており、

マカデミアナッツ油の1.5倍ふくまれているんだとか。

 

また、カロテノイドを豊富に含んでおり、

非常に濃いオレンジ色をしています。

着色目的でも使用されるとか。

においは独特で、正直苦手。

浸透性はあんまりよくないです。

原液だと肌が黄色くなります。

 

どちらも組成だけみれば、魅力的なんですが・・・

どう使っていいものかって感じです。

 

 

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