肌の菌叢バランスを整える
コメヌカを乳酸桿菌で発酵したエキスになります。
コンセプトが明確で、肌の菌叢を整える原料となります。
発酵液なので、広く浅く、色々な面で効果を発揮すると思われますが、
肌の菌叢に着目することによって、他の発酵液との差別化を計っています。
乳酸桿菌発酵液ってのは結構色々なとこが出していますからね。
表示名称は乳酸桿菌発酵液、ペンチレングリコール、クエン酸Na、フェノキシエタノール
ほぼほぼ乳酸桿菌発酵液になります。
推奨量は5%。
これまた多いなー
5%配合したものを40日使用した結果、
表皮検出菌種が588種から674種と菌叢の多様性が変化するという結果に。
その際、善玉菌と呼ばれる表皮ブドウ球菌の量が増加し、アクネ菌の量が
減るという結果に。
菌叢を多様化するって効果はとても珍しいと思います。
他の発酵液でも起こっているのかもしれませんが、
データをとっているケーズは稀です。
なぜ、菌叢に変化を起こるのかというと、
肌の抗菌ペプチドに変化が現れることが原因であると考えられます。
抗菌ペプチド関連の遺伝子が軒並み活性化されるというデータがでています。
ここでは4つの遺伝子を調べていますが、4~5倍の発現量となっています。
おそらくは他の抗菌ペプチド関連遺伝子でも同様に、活性化していると思われます。
肌免疫について調べている原料ってのはいくつかありますが、
抗菌ペプチドに着目しているっても珍しいです。
あとは毛穴と肌の透明感についてもデータを取っていますが、
正直微妙です。
肌の菌叢を整えるという目的で使うのが正しいかと。
「肌の菌叢を整える」ってのは、ある意味市民権を獲得している分野です。
ニーズもそこそこあって、菌叢に特化した化粧品ってのもたくさんでています。
メイン原料としてたくさん配合するのは全然ありだと思います。
まあ、価格次第ではありますが、EC-12の代わりにナチュセラ零に
入れてもよいかなー。
あいつ溶けないから沈殿するんよな。
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