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うなぎセラミド

加水分解ウナギ頭エキス

うなぎって捨てるところがほぼなく、唯一捨てる部分である頭を

化粧品原料化したのが、うなぎセラミドになります。

うなぎ屋の老舗、勝美からの提供でできた商品になります。

 

過去に別のブースで見たのですが、今回は山川貿易ででてたので、

軽くお話聞いてきました。

 

現物を見せてもらったのですが、臭いが・・・

磯臭いというか、魚臭いというか・・・

この粉末、化粧品には入れれないぞ、マジで。

まあ、微量で入ってます的なノリならいいんですけど。

 

加熱、酵素処理したのち、水溶性層のみを取り出して、

スプレードライで粉末化したものになります。

賦形剤にはデキストリンを使っているっぽいな。

表示名称、加水分解ウナギ頭エキスだけでいけるか?

多分デキストリンも書かなきゃいけないんでないかな。

 

規格書をくれっていったのですが、企画書がきたので、

実際にどのくらい規格されているのかはわからんけども、

 

セラミドNSが0.000109%

ガラクトシルセラミドが0.00044%

グルコシルセラミドが0.00025%

1gあたり0.006mgのセラミドが含まれているってわけ。

うん、少ない。

 

あれ、想像以上に微量だな。

 

これは規格化は無理じゃね?

組成はほぼほぼタンパク質になり、

うなぎコラーゲンという商品名のほうがしっくりくるよな。

低分子のコラーゲンで、ジペプチド、トリペプチドなども

多く含んでいます。

 

おそらく、食用として使う分にはよいんでないかな?

化粧品での用途は無理だと思います。

現状、使っているとこは皆無。

まあ、ついでに化粧品原料に登録しとこうかー

ってな感じなのでしょう。

 

捨ててる油層部分にセラミドが含まれいる可能性が非常に高いのですが、

こちらも臭いがエグイと思われます。

ガチで抽出すれば天然ヒト型セラミドも抽出できるでしょうが、

特許の絡みで難しいでしょうし、コストも滅茶苦茶かかるだろうからなー

 

仮に、高純度のウナギ由来の天然ヒト型セラミドができたとて、

やはりにおいがネックとなると思われます。

 

 

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