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アスペルパウダーPro

酵素活性のある原料

酵素活性のある原料ってあんまりないんすよ。

理由は熱をかけると酵素活性が壊れるから。

 

私が知る限り、3つしかなかったんです。

1つは多穀麹。

ヤヱガキ発酵技研の原料で、7種類の穀物(大麦、あわ、ひえ、きび、タカキビ、紫黒米、米)

を麹菌で発酵させたものになります。

現役でやってたときは殺菌してなかったので、まあライン汚染してしまう

だいぶ扱いに困る原料でしたが、今は殺菌したものもあるみたい。

 

1つはダイジェザイム。

ナチュセラ酵素に使っている原料になります。

サビンサジャパンの原料です。

ちゃんと殺菌されていて、酵素活性がちゃんと規格化されています。

多穀麹とは数値の基準が異なって、単純な比較ができないんよなー

当時はこれに騙されたというか・・・

なかなか苦い思い出です。

 

1つは野草酵素。

液体の植物発酵エキスをペースト状にしたもので、

不加熱なので酵素活性があるというもの。

ただ、上記2つと比べると非常に弱いです。

結構推してたんですけどねー

その後酵素のブームが来て、引っ張りだこになったと聞いています。

 

今はもっとあるかもですが・・・

ああ、ナチュセラの素(黒)で使っている黒麹もろみ粉末も

酵素活性あるわ。そこまで高くはないですけど。

 

 

で、今回ご紹介するアスペルパウダーProって原料も酵素活性を規格化しています。

コーセーフーズっていう岐阜の会社で、ブランクリアって化粧品原料を扱っています。

 

まともとは食品をあつかっており、主に種麹を扱っている会社で、

そこの米麹が酵素活性を規格化していたのですよ。

でプロテアーゼ活性が飛びぬけて高い。

まあ、他の数値はダイジェザイムに負けているんですが、

プロテアーゼ活性は3~4倍くらいの活性があります。

 

ナチュセラ酵素のダイジェザイムの半分をこれに置き換えてもいいかなー

と思ったんですが・・・

メリットとしては全体の酵素活性を底上げできるんですが、

いくつかデメリットがあります。

 

1つは冷蔵保存をする必要があること。

常温で保存できないってのは致命的ではあります。

サプリを冷蔵保存しないといけないってのは超めんどくさい。

絶対飲むのを忘れて、ずっと冷蔵庫に居座るようになるに決まってます。

まあ、うちでそれを保存するスペースもないしね。

 

1つはロットが20kgとデカい。

価格からすれば妥当な量なんですけどね。

そんな量を冷蔵保存とか普通に無理ですわ。

 

あとは、若干酸味があるんよなー

 

数値だけみれば使いたいなーと思ったんですが、

ちょっと難しいかな。

 

まあ、面白い原料ではあるので、

上手く使って製品化してくるところは出てくるかも。

 

余談ではありますが、麹は白麹を使っています。

黒麹と一緒でクエン酸を多く産生するので、

それが酸味となっていると思われます。

 

まあ、計ったことないのでわかりませんが、

黒麹もろみ粉末も結構酵素活性あるかもね。

 

 

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