世界初、ブルーセラミドとは?
ロート製薬が「効果・成分」を重視した新ブランドを立ち上げたわけで、
そこに独自で開発したブルーセラミド®を配合したとのプレスリリースが
流れてきました。
青いセラミド??
まあ、興味を惹かれるワードですよね。
さてさて、ブルーセラミド®はなんぞやって話ですが、
ジヒドロキシリグノセロイルフィトスフィンゴシン、セラミド6Ⅱ、グアイアズレンスルホン酸Na
をナノ化したものになります。
グアイアズレンスルホン酸Naが青色になる成分。
医薬品成分ですが0.1%までなら化粧品でも配合可能です。
治癒の促進、抗炎症作用があるといわれています。
殺菌作用もあるので口腔内を清潔に保つ製品に使用されたりします。
旧指定成分で、アレルギーを引き起こす可能性はあります。
天然の着色料という扱いではありますが、昨今では好んで使われる
ものではないです。
グアイアズレンは水に溶けにくいうえ、融点が高くすぐに固形化してしまうので、
ハンドリングをよくするためにスルホン酸Naをくっつけたものになります。
ジヒドロキシリグノセロイルフィトスフィンゴシンは醤油粕から抽出した
いわゆる天然ヒト型セラミドで、セラミド6Ⅱの異数体。
さて、なぜ青くしたのかって考察ですが、
おそらくは富士フィルムの赤いやつを意識してのことかと。
対抗意識ってやつですかね。
赤い化粧品で真っ先に思い浮かべるのは、アス●●フトって人は多いです。
あの鮮明な赤色はインパクトが強く、印象に残りやすいです。
同様の効果を狙ったのだと思われます。
赤の対となる色といえばやっぱり青ですからね。
まあ、青色の化粧品って結構あるんですけどね。
あんまり印象に残っているのはないんよな。
結局は露出の問題なのかもしれません。
あの規模でプロモーションすれば、青といえばって地位を確立
することはできるかもしれません。
ジヒドロキシリグノセロイルフィトスフィンゴシン、セラミド6Ⅱをナノ化したもので、
抗炎症効果があって、老化を抑制する効果があるってことを発表しているわけで、
グアイアズレンスルホン酸Naをわざわざ混ぜる理由ってないんよな。
抗炎症だったらグリチルリチン酸2Kのほうが高いですし。
効果、成分にこだわるなら、なおさらね。
つまり、着色が主の目的だといってもよいでしょう。
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