どちらもエイジングケアのための美容液ですが。。。
ナチュセラ煌ですが、エビデンスのある原料を片っ端から集めて
推奨量以上で配合するという、ちょっと頭悪い作り方をした美容液になります。
●PhytoCell Tec Malus Domestica
リンゴ果実培養細胞エキスになります。
ただのリンゴではなくて、4カ月腐らず瑞々しい状態を保つといわれる
奇跡のリンゴ ウトビラー・スパトラウバーをカルス化して培養して得られた
培養液になります。
基底膜付近の幹細胞の寿命を延ばす効果があります。
幹細胞培養液の走りとなった原料になります。
ヒト幹細胞培養液などが出てきていましたが、
効果に大きな差はなく、多く入れた方がよいとの結論に達し、
5%も配合しています。
●クロノライン
HGFを模した合成ペプチドで、HGF様作用があります。
基底膜を修復する効果があり、抗シワ原料として使われてきました。
3%配合していますが、非常に高価な原料なので、ここまで配合しているところは、
まあないでしょう。
●リポベルソヤグリコン
イソフラボンのなかでも女性ホルモン様作用の高いゲニステインを
高含有したダイズ抽出物。
活性型イソフラボンの状態で、ナノカプセルで包括しています。
基底膜を構成するタンパク質の合成を飛躍的に高める効果があります。
4%配合しています。
●アビシン
古細菌が劣悪な環境で生き抜くため、自身の周りに張るバリア成分。
外部の刺激から肌を守るとともに、高い抗炎症作用があり、
内外のストレス作用を抑えます。
5%とこちらも高配合しています。
この4つがメイン原料となります。
基底膜にアプローチする美容液だといっても過言ではないです。
基底膜とは表皮と真皮の境界線にある膜です。
基底膜の構造的な乱れがシワやシミの原因となります。
ですので、ナチュセラ煌は老化の予防を目的としています。
できてしまったシワやシミを無くそうってものではないです。
シワやシミをできにくくするとともに、シワ、シミの改善の
後押しをする美容液となります。
ナチュセラRe:やナチュセラ解の効果をブーストするものと
お考えいただければと思います。
ナチュセラRe:は2つの美容液、ナチュセラ凰、ナチュセラ碧の終売に伴い
開発された美容液になります。
ナチュセラ凰は次世代レチノールと呼ばれる原料をまとめた
抗シワ特化の美容液、ナチュセラ碧はネオダミールによる
即効性をウリにした美容液でした。
それら1つで2つの美容液を超えるものをってなコンセプトで開発を進めました。
●クロシデン
抗老化ホルモンであるクロトーを模して作られたペプチドで、
老化を止めるだけでなく、細胞レベルで若返りを実現する原料。
この原料を使いたいがため、ナチュセラRe:が商品化されたといっても過言ではないです。
●リバースキン
エクジソンという昆虫の変態ホルモンを含んでいる、
シダ植物の抽出物。
角質層に即効性があり、老化細胞でも効果が立証されている
かなり特殊な原料になります。
●アクアタイド
オートファジーを活性化する原料。
老化細胞の蓄積を防ぎ、代謝を円滑にします。
ナチュセラRe:は老化細胞へのアプローチが主目的となっています。
煌が老化の予防に対し、Re:は老化の改善が目的となります。
老化細胞は様々な美容成分の効果を十分に活かすことができません。
ナチュセラRe:は細胞を若返らせることで、美容成分の
効果を十二分に活かせるようします。
正直、ナチュセラRe:を予防目的で使うこともできますので、
ナチュセラ煌はなくてもよいです。
ただ、作用機序は全く異なるので、合わせて使うことで
高い相乗効果があります。
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