続・アゼロイルジグリシンK
皮脂分泌抑制効果と抗ニキビ効果をもつアゼライン酸誘導体である
アゼロイルジグリシンKの続報。
表示名は水、アゼロイルジグリシンK、フェノキシエタノール、クロルフェネシン、カプリリルグリコール
アゼロイルジグリシンKの濃度は30%
推奨濃度は1~10%
アゼライン酸が15~20%で使用されるのに対し、
こちらは0.3~3%で運用されているわけな。
そりゃ、アゼライン酸誘導体の効果が弱いといわれるわけだ。
少なくとも50%配合させて比較しないと何とも言えない感じだなー
原液で使ってみた感想ですが、特に刺激はないです。
ただ収斂作用があるみたいで、キュって感じにはなります。
原液でつけると白く析出します。
アゼロイルジグリシンKが水溶性とはいっても限界があり、
溶かせる限界まで溶かし込んでいるのでしょう。
水分が蒸発すると析出してしまうのだと思われます。
まあ、原液で使うものではないかも。
美白効果もあるとのことですが、これはチロシナーゼ阻害作用によるもので
シミが消えるとかそういう作用はないんですが・・・
なんかシミが目立たなくなったような?
1回、2回使っただけなので気のせいかもですが。
肝心の皮脂抑制効果、ニキビへの効果ですが、
特に皮脂が多いわけでもニキビがあるわけでもないので、
判断しかねるかなー
アゼロイルジグリシンKを使った商品はだいたい3%で運用されており、
それでも十分に効果を発揮しているみたい。
赤さやニキビ跡なんかにもよいって声があります。
高濃度で使えば、アゼライン酸を超えてくるんでない?
なんて期待がないわけではないです。
アゼライン酸は刺激性が非常に高いとのことですが、
アゼロイルジグリシンKはほとんど刺激がないので、
高濃度で使用したとて、大きな問題はないかと思われます。
抗炎症作用があるんだから、当然といえば当然ですが・・・
かなりしっかり防腐剤が入っているので、アゼロイルジグリシンK自身には
あまり抗菌作用がないのかもなー
このへんはpHが関係しているのかも。
アゼクレアはpHがほぼほぼ中性に調整されています。
アゼライン酸はpHが低いほうが効果を発揮するようで、
pHは低めに設定されているそうな。
まあ、これが刺激性に関わっているのかはわからんけども。