コラーゲン産生を大幅アップ!
in vitroの実験ではありますが、セラムバイタルとナイアシンアミド
を合わせるとコラーゲン産生が劇的に良くなるってなデータが
公開されまいした。
セラムバイタルってのは三省製薬の原料で、次世代レチノールの1つです。
つまり、抗シワ作用があります。
表示名称はDPG、オクチルドデカノール、ローズマリー葉エキス
ローズマリーの葉から抽出されたもので、
おそらくですがウルソール酸を多く含んでいるものだと思われます。
コラーゲン修復作用があり、コラーゲンを太くするといわれます。
推奨量は5%と結構多め。
水に溶けず加工が大変、リードタイムが長い、ロットがでかいと
まあ使いにくい原料ではあるのですが、このデータは確かに凄い。
セラムバイタルだけを加えた場合、無添加の1.16倍コラーゲンを生成した
ってなわけですが、正直しょぼくね?と思ったのはスルーの方向で。
まあ、本来は2.5μg/mlでデータを取っていて、その時は2.56倍でした。
複合的に作用する原料なので、コラーゲン産生促進作用はあくまで
その1つの効果でしかないのですが。
で、このデータが示すことは、セラムバイタルの推奨濃度5%と
結構入れる必要があるのですが、ぶっちゃけこの濃度溶かすの
すごく大変。
しかし、ナイアシンアミドと組み合わせることで、
推奨量の1/10である0.5%の配合で済み、しかも5%単体よりも
高い効果が得られるってなわけ。
まあ、ナイアシンアミドの添加量はどのくらいに相当するのかは
分かりかねますが。
あんまり見ないレベルの添加量です。
また、これはセラムバイタルに限った話ではないと思われます。
レチノールをはじめ、いわゆるレチノール様作用のあるものは
ナイアシンアミドと合わせることで、高い相乗効果を発揮するのではないかと。
レチノール×ナイアシンアミドはある・・・のかもしれない。
もちろんレチノール×セラムバイタルも面白いかも。
あとはセラムバイタルをしっかり入れた状態で
ナイアシンアミドを加えたらどうなるのか?ってのも気になるかな。
3倍以上になっているので、コラーゲン産生量が7.7倍に?!
まあ・・・ないわな。
おそらく試してはいるはずで、有意差がでなかったんだろうな。