豆乳発酵液が細胞の核ラミナを正常化させる?!

核ラミナって何?

ナリス化粧品は細胞核の形態を保持する核ラミナの繊維異常を改善する成分

として豆乳発酵液を発見したとの発表をしました。

 

核ラミナとは何ぞやって話ですが、

細胞の中心にある核の核膜の内側に格子状に張り巡らせれているもので、

核の形状を維持するほか、DNAの修復、細胞分裂、転写、翻訳、アポトーシス等々

に関わってきているといわれます。

端的にいえば、すごい重要なものってこと。

 

加齢や紫外線によって、核ラミナがゆがむそうです。

核ラミナがゆがむと、それから分化した細胞は

機能異常をするのだそうな。

 

 

このゆがみは核ラミナを構成するタンパク質の異常が生じることで

起こることが分かっています。

おそらく、ゆがんだ核ラミナは正常な機能も損なわれていると

思われます。

それに伴い、正常ではない細胞ができてしまうのだと思われます。

 

代謝の周期の長期化、未成熟な角化などの原因となるのでは?

と考えられています。

肌の老化を突き詰めたら核ラミナにたどり着いたってことなんかな?

 

核ラミナに着目した研究は斬新で、個人的には初めて見ました。

核ラミナって言葉もはじめて聞いたわ。

 

 

核ラミナを正常化させる成分として、豆乳発酵液を見出したってことで

この記事を取り上げたわけです。

 

豆乳発酵液を名乗る原料ってのは色々ありまして、

まずはうちでも使っている三省製薬のやつ。

ほんまに使い勝手が良くてね。

発酵によって配糖体のイソフラボンをアグリコン体のイソフラボン、

つまり活性型イソフラボンにしており、それが高含有されている原料になります。

 

女性ホルモン様作用があり、肌にマルチに効果を発揮します。

入れといて損はない、そんな原料です。

 

もう1つは香栄興業のやつ。

豆乳を乳酸桿菌で発酵したものになります。

線維芽細胞の増殖を促すとかで、抗シワ、アンチエイジング素材として

紹介されています。

 

続いて、片倉コープアグリの醗酵ソイミルク。

こちらも乳酸桿菌での発酵になります。

活性型イソフラボンが高い吸収性を示すとのこと。

 

最後にキッコーマンの浸透型イソフラボン含有発酵豆乳液。

こちらも乳酸桿菌による発酵です。

醤油メーカー独自の特殊なダイズを使っているとか。

 

まあ、どこの原料なのかはわかりませんし、

もしかしたら独自開発した原料かもしれませんが、

基本的には発酵によってイソフラボンがアグリコン体になっており

活性が高く、浸透性が高くなっているというもの。

 

イソフラボンの効果なのか、それとも別の要因なのかは

わからんけど、豆乳発酵液が核ラミナに効果があったというのは

間違いないです。

 

 

in vitroではありますが、核ラミナの異常化を予防するだけでなく、

異常な核ラミナを正常化する効果も確認されています。

タンパク質の異常って不可逆的なことが多いんですが、

それを正せるってのは滅茶苦茶凄いこと。

 

豆乳発酵液の高い効果は、もしかしたら核ラミナの正常化に

よるところが大きいのかもしれないってなんて思ったり。

 

ますます手放せなくなるなー

 

 

【関連記事】

豆乳発酵液の抗酸化作用

豆乳発酵液

<<<前            次>>>