これを塗れば幸せになれる(怪しすぎる)
幸福度と肌状態は相関関係にあるという、あたりまえのことの
研究って昨今盛んに行われているんですよね。
幸せを感じている状態の反対はストレスを感じている状態。
ストレスが体に悪いということはもはや常識。
ストレスを感じているときはコルチゾールと呼ばれる
ストレスホルモンが分泌されています。
コルチゾールにより各種ストレス物質の分泌が促され、
様々な不快な症状がでてきます。
これは早くストレス下から脱出してくれという
体からのメッセージなわけです。
それに対し、ストレスフリーのときはセロトニンなどのホルモンが
分泌されます。
これらはストレスホルモンと拮抗状態になるため、
セロトニンなどが多い状態ではストレスホルモンは減少します。
シーソーをイメージしてもらえばわかりやすいかな。
片方が上がるともう片方が下がる。
で、化粧品でこれらの脳内ホルモンをコントロールできないか?
という研究が行われているわけです。
そんな各社の研究成果から商品の企画提案をしたいと思います。
まあ、ウチで作るつもりは毛頭ないので、勝手にパクってもらって構いません。
触れ合いでオキシトシンの分泌が促されることがわかっていますので、
美顔器のクルクルする部分は金属よりもシリコン状のゴムっぽい、柔らかいものが望ましです。
ヒト肌に限りなく近い触感が理想。
この研究ではデカペプチドを添加していますが、
具体的に何を使っているかがわからないのよなー
現状、デカペプチドで販売されているのはデカペプチド-4。
Peptovitae™ Matrix CFというBASFジャパンの原料になります。
表示名称は水、1,2-ヘキサンジオール、グリセリン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、
水添ホスファチジルコリン、デカペプチド-4、オレイン酸Na
IGF-1様作用があるそうで、酸化ストレスを緩和する効果があるといわれます。
この手の原料で昔からあるのがスクテラリアAO。
塗布することで脳内からβ-エンドルフィンの分泌が増える原料です。
残念ながら時代が早すぎたためか、今は販売されていません。
その代わり、スクテラリアCBという原料がDSMからでています。
表示名称は水、グリセリン、スクテラリアアルピナ花/葉/茎エキス、クエン酸
ぶっちゃけ、データがin vitroなので実際に増えるかどうかは知らんけどね。
過去にこの原料購入していますが、使って「きもちいい~」ってことには
ならんかったからね。(なったらヤバい)
ちなみにβ-エンドルフィンは脳内麻薬とも呼ばれており、
鎮痛効果や気分の高揚・幸福感などが得られるといわれます。
モルヒネと同じ効果があるといったほうが分かりやすいかな?
一丸ファルコスのハピクロは四葉のクローバーの抽出物です。
完全にネタ枠ではあるのですが、こちらもβ-エンドルフィンの
産生を促す効果があるとかないとか。
表示名称はBG、水、シロツメクサエキス
まあ、この企画自体ネタ要素が高いので、入れるのは全然ありだと思います。
SEPICALM S WPはSEPPIC S.A.の原料で、どこの商社で扱っているかはわからん。
抗ストレス作用があり、相対的にβ-エンドルフィンが増えるということが
分かっています。
表示名称は水、PG、サルコシン、アスパラギン酸K、アスパラギン酸Mg、ココイルアミノ酸Na
同じく、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制する
アロマ パペチュア-Gという原料があります。
表示名称はグリセリン、水、ヘリクリスムイタリクムエキス
Neurophrolineという原料もコルチゾールを抑える効果があります。
表示名称は水、プロパンジオール、ナンバンクサフジ種子エキス
ALGAKTIV Zenはプランクトンから取れるオイルになるんですが、
こちらもコルチゾールの活性を抑えます。
表示名称はプランクトンエキス、ヒマワリ種子油、トコフェロール
見積り取ったことあるけど、鬼高かった記憶があります。
あとは香りによる効果を利用したいところ。
ダマスクローズ、ネロリなどの高級な精油を贅沢に配合するのがよいかと。
まあ、ぶっちゃけ合成香料でもよいですけど。
醗酵ビャクダン油についてもβ-エンドルフィンの分泌を促すとの
論文が発表されていますので、使用するのはありかと。
まあ、発酵していなくても大丈夫だと思います。
販売価格は3,000円くらいかなー
ガチで有効量全部入れたら10,000円くらいで売る必要性が
でてくるかな。
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