グレードの問題
刺激になりそうなもの、一切入っていないのに、
なんか刺激を感じた、肌が荒れたって声がある商品がありまして・・・
しかも抗炎症剤もしっかり入っているにもかかわらず。
普通はあり得ないはずなんですよね。
ちょっとした炎症であれば、抗炎症剤で抑え込んでしまうので。
パッと見、悪い成分は入っていないし、炎症なんて起こるわけない
と思ってたんです。
ただ、成分表だけでは分からないことってたくさんありまして、
その1つが原料のグレード。
純度と言い換えてもいいかな。
加工先から聞いた話ですが、一時、BGが不足しているって時期があったんです。
超大手がこぞって海外から日本に生産拠点を戻すことで、
まあ、色々足らないってな時期ですわ。
そんな中、怪しげなルートからBGが手に入るって話があり、
しかも相場の1/3~1/2の価格で買えると。
で、実際に購入してみると、なんか黄色し臭いもキツイと、
明らかな粗悪品だったそうな。
まあ、混ぜてしまえば色も臭いもわからなくなるとはいえ、
使用するのは憚られたそうな。
とはいえ、加工賃を下げろとうるさいところには、
こういった明らかな粗悪品でも使うことはあるとのこと。
昨今は値上げ一辺倒なわけで、販社が加工賃の値上げを渋るって
ことはよくあることで、加工賃を上げないようにこう言ったものに
手を出すってことがあるそうな。
当然ですが、品質の悪いBGは正規の純度の高いBGとは異なり、
何かしらの問題が起こる可能性は十分あるわけ。
基剤でBGを使っているから安心ってな時代では・・・もうないのかもしれません。
BGと並んでヤバいといわれているのが、フェノキシエタノール。
これ、加工先の大半は同じメーカーの使っているんよ。
理由は、そのフェノキシ以外は刺激性が強くて使えないんだとか。
お値段もその他のフェノキシエタノールよりも割高なんですが、
まあグレードが高いと考えればしかたがないこと。
こちらもコスト削減のために、低品質のフェノキシエタノールを
使っているケースが多いんだとか。
ただ、臭いがきつく、微量配合でもわかるくらいなんだとか。
もちろん、ちゃんとしたフェノキシエタノールには異臭と呼べるような
臭いはないです。
香料入れないと誤魔化せないとのことですが、
逆に香料さえいれれば誤魔化せるわけです。
そういう意味では、香料入りってのは注意が必要かも。
この辺の化粧品グレードでないものを使って問題が起こる
ってケースは今後増えていきそう。
そうならないように、気を付けなきゃなー
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