買ってみた
とある商品で、泡で塗るオールインワン的な?
商品があったのですが・・・
界面活性剤が記載されていなかったんですよね。
いや、絶対入ってるやろとは思ったのですが、
もしかしたら最新の技術で界面活性剤なしで
泡にできるようになっている可能性もあったので、
取り寄せてみました。
もしそうなら、それはそれで興味深いことなので。
中身を別の容器に移し替えたのですが、
案の定、普通に泡立ちます。
元の容器にうちの化粧水を入れても泡にはならなかったので、
容器に秘密があるってわけでもないです。
液体は粘性がなく、直接つけると非常にべたつき、
かゆみを伴う赤みがでてきました。
泡にすることで、使用量を少なくしていることで、
これらの弊害を抑えているようです。
まあ、泡で使うことを想定して作っているので
そりゃそうかって話ではありますが。
いやいや、入っているけど書かないってのはダメじゃないの?
って思う人もいるかもしれませんが、こちらの商品は医薬部外品。
書かなくても良いのです。
最初から有効成分以外は書いていないというのであれば、
分かりやすいのでよいのですが、中途半端に書いてあるってのは
頂けないなーと個人的には思います。
泡を作るには界面活性剤的なものが必要になるわけですが、
敢えてその成分だけを記載しないってのは・・・ねえ?
こういうことが可能なのは分かっていましたが、
実際に存在すると、医薬部外品全体への不信感につながりかねません。
何が質が悪いかというと、この商品が敏感肌やアトピーの人向けに
売られているってこと。
差別化のために「泡」で塗るということをしているわけですが、
これは洗顔剤をつけっぱなしで洗い流さないのと同じ行為です。
当然、肌に良いわけなくて、それが敏感肌であればなおのこと。
しかし、抗炎症剤を2種類しっかり配合させることで、
このダメージは表面上出てこず、むしろ炎症が抑えられて
肌が良くなったと感じるわけ。
ヘパリン類似物質も配合されており、本来であれば
肌の保湿性を改善させるものではありますが、
この泡のせいでその効果を相殺してしまいます。
結果として、いつまで経っても良くならないので、
ずっと使い続けることになります。
これを意図して作っているのであれば、相当悪質です。
界面活性剤を隠していることから、おそらくは意図して
のことなんでしょうが。
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