むくみ改善効果に期待
資生堂は、皮膚のリンパ管に女性ホルモンが直接的に作用し、
リンパ管の安定化に寄与することを発見しました。
資生堂、皮ふのリンパ管の機能低下に女性ホルモンの減少が関与していることを解明
女性ホルモンが急激に減少する更年期以降にリンパの流れが滞り、
むくみやすくなることは知られていましたが、それはリンパ管の体積は小さくなり、
管が細く脆くなるためだったというのが確認されたとのこと。
リンパ管を構成している細胞に女性ホルモン受容体があり、
そこに女性ホルモンがハマることで、細胞間の接着が強化される仕組みがあり、
女性ホルモンが減ると、その接着因子が減少し、リンパ管が脆くなるんだそうな。
じゃあ、女性ホルモン様作用あるもの・・・イソフラボンとかを
取ればよいという話になるかと思ったら、ショウガ科の宇金エキスがでてきます。
宇金ってなんや?と思ったらウコンのことなのな。
こんな感じ書くの初めて知ったわ。
女性ホルモンとは別にリンパ管の安定化を誘導する因子として、
アペリンを見出したとのこと。
アペリンが女性ホルモン様作用を示すわけではなくて、
別にアペリン受容体が存在し、アペリンが作用することで、
細胞間の接着が強化されるんだとか。
リンパ管は体内の老廃物を排出する役目をになっており、
滞るとむくみとなります。
むくみはたるみやシワの原因の1つであるため、
水分代謝を適切に行うことは美容において重要なファクターです。
今回の研究は女性ホルモンが少なくなったのはしょうがない、と考えて
アペリンを増やすことで、リンパ管を正常に戻すことができることを
証明した形となります。
ウコンエキスにアペリン産生を促進する効果があり、
ウコンエキスがむくみに良いって話になるのかな?
ウコンエキスを扱っているところはそんなに多くないな。
ヤマダ薬研のターメリックエキス-BG
丸善製薬のウコン抽出液BG
一丸ファルコスのファルコレックス ウコンB
日油の熱帯ウコンエキスBG
基本的な有効成分はクルクミンってことになっています。
どのようなメカニズムでアペリンを増やしているのかは
わかりませんが、結果としてアペリンの産生が高まるのは確かで、
女性ホルモンとの相乗効果が期待できるとのこと。
おそらく化粧品での利用を視野に入れていると思われますが、
リンパ管は全身にあるわけで、経口投与のほうが有効性は高いような
気がします。
イソフラボンと一緒にウコンエキスを取れば、むくみが改善されるかも・・・