非動物由来のコラーゲン
コラーゲンは基本的には動物由来になります。
植物はコラーゲン作らないからね。
牛、豚がメインですが、魚由来のコラーゲンも使われることが多いかな。
変わり種としては阿膠(ロバの皮)、クラゲ由来なんかもあります。
ヴィーガンと呼ばれる、動物由来のものは食べない、使わないって思想の人は
コラーゲンの入った化粧品を使うことができないのですが、
これは使える・・・と。
うーん、需要あるんか?
いや、うちも使ってるわ、植物由来のコラーゲン。
コルフラッグ リマスタードって原料で、ニコチアナベンタミアナという
植物内にヒトⅠ型コラーゲンの遺伝子を組み込んで、ヒト型コラーゲンを
作らせたものになります。
Biollagen™
酵母を遺伝子組換えして作らせたコラーゲンになります。
一本鎖で低分子のコラーゲンで、アレルゲンとなる部分を
含まないのが特徴。
表示名称は合成ヒト遺伝子組換ポリペプチド-123
推奨量は0.005~0.5%
三井化学ファインの原料となります。
どこで扱ってるのかはわかりかねる。
細胞賦活作用等の従来のコラーゲンにはない効果があるとか。
Mini-ReCol Ⅲ
遺伝子組換えで作られたⅢ型コラーゲン。
何を遺伝子組換えしたかは分からんけど、なんかの菌だと思われます。
大腸菌かな?一番楽なのは。
Ⅲ型コラーゲンはヒト型です。
Trautec社の原料でマツモト交商で取り扱いがあるようです。
抗光老化作用と創傷治癒効果があるとのことですが、
表示名称は不明。
推奨量は0.05%くらいになるのかな。データを見る限り。
VECOLLAN®
植物を遺伝子組換えしてヒト型コラーゲンを作らせる?
発酵法云々って書いてあるのですが、え?どゆこと?
菌も植物って認識なのかもしれません。
こちらは3重螺旋のヒト型セラミド。
エボニック社の原料になります。
表示名称、推奨量は不明。
何かしらの機能性があるのかも、正直わからん。
ヒアルロン酸はほぼ発酵法で作られたもので、
逆に天然由来のヒアルロン酸は重宝されるんよな。
なので、この動きはちょっと興味深い。
乳酸桿菌を培養することで得られるんですが、これは遺伝子組換えしてないです。
10万分子量くらいとヒアルロン酸としては低分子になります。
ほとんどはキューピーの原料になります。
天然物だと鶏の鶏冠由来になります。
あんまり化粧品では見ないかなー
まあ、高いからな・・・
ヒアルロン酸のほか、Ⅱ型コラーゲン、コンドロイチンなどを
含んでおり、関節系のサプリに使われます。
自分が学生時代のときは「遺伝子組換えなんて、キー!!」って
感じだったのに、今や当たり前に行われているのが感慨深いです。
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