また毛の話してる
オリザ油化の原料フェムベリーに育毛効果があるとの発表がありました。
フェムベリーはイエローストロベリーグアバと呼ばれるフトモモ科の果実から
抽出したエキスになります。
冷え、むくみの改善効果があるとして、昨年10月に発売されましたが、
それだけではなく、育毛効果も期待できるとのことで、
ヘアケア関係への訴求を強化しているとのこと。
フェムベリーに含まれる成分はアデノシン、グルコシルセラミド、ジガラクトシルジアシルグリセロール
が明らかとなっています。
アデノシンはDNAやRNAなどの核酸を構成する成分。
血小板凝集抑制作用があるほか、血管拡張作用もあるとされます。
要するに、血液が固まらないようにする効果があり、
血流を良くすると考えられてるわけ。
グルコシルセラミドは糖セラミドで肌のバリア機能を改善効果があります。
0.05mg/gなので、だいぶ少ないです。
ジガラクトシルジアシルグリセロールは光合成生物に普遍的に存在している
糖脂質で、葉緑体のチラコイド膜に存在しています。
現段階ではどのような効果を示すかわかっていませんが、
セラミドの吸収を助けるだとか、抗シワ作用があるとか、
注目を集めている成分ではあります。
オリザ油化は血管の膜強化作用があると考えているようです。
単回摂取による低温負荷からの皮膚表面温度の回復促進作用については、
明確な差が見られましたが、むくみに関してはちょっと微妙かな。
有意差はないんでないかな?
育毛成分といえば、抗男性ホルモン作用のあるものが主で、
女性の薄毛にはあまり効果が薄いといわれています。
しかしながら、男女問わず薄毛の悩みはあり、性別に左右されない
効果がある成分が求められています。
で、このフェムベリーが名乗りを上げたってわけさね。
毛を剃ったネズミにエサにフェムベリーを混ぜた群と、混ぜない群で
毛の伸びを比較した結果、フェムベリーを与えた方が毛の伸びが早かったそうな。
これはVEGF(血管内皮細胞増殖因子)がフェムベリーを摂取することで
増加し、毛乳頭細胞や毛母細胞の増殖を促すことで起こると考えられます。
実際、フェムベリーを摂取したネズミは、VEGFの増加がプラセボと比較して
有意に増加しています。
あくまで健康なネズミを使用しているので、老化による薄毛に対して
どれだけの効果を発揮するかは未知数ではあります。
摂取量は100mg/日になるのかな?
アデノシン含量 5 μg/g 以上 (HPLC)
グルコシルセラミド含量 50 μg/g 以上 (デンシトメトリー法)を規格しています。
ストロベリーグアバ抽出物は全体の25%
入りが5kgからかー
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