価格以上の価値は提供しているつもりなんだけどなー
「ナチュセラ極、高すぎる!」ってな内容の問い合わせがありまして・・・
まあ、安くはないですけど、「高い」といわれたのは初めてなので
ちょっと困惑気味です。
これでも売れ筋の商品なんですけどね。
よく考えたら、わざわざお店の人に高いって伝えるって
普通はしないもんな。
高いと思ったら、スルーするだけでしょうから、
そりゃ、経験ないか。
天然ヒト型セラミドを検索してたどり着いたそうですが、
天然ヒト型セラミドを使いたいってだけなら、
ダイソーに売ってるセラミド美容液がおススメ。
ナチュセラ極に使っている天然ヒト型セラミドと同じ原料が
配合されています。
なんと110円で購入できます。
まあ、配合量は極の1/100にも満たないんですけどね。
ナチュセラ極ができた経緯ですが、某有名ブロガーが
なんか手あたり次第セラミド商品をディスっていて、
俺が最高のセラミド商品を作ってやるぜ!的なことをいいだしたんですよ。
もちろん、うちもディスられたました。
じゃあ、ぐうの音も出ない商品作ってやんよって
半分くらいノリで作られたのがナチュセラ極。
あとは、お客様に天然ヒト型セラミドとSkinmimicsを比較してもらう
ってな実験をしたんですが、実験サンプルを「これを売って欲しい」
「製品化して欲しい」って声が非常に多く、それが後押しになりました。
天然ヒト型セラミドとSkinmimics、どっちがいい?ってアンケートの
回答は半々と真っ二つに意見が割れたので、じゃあ、両方混ぜるか
となったわけです。
天然ヒト型セラミド溶液を10%
Skinmimicsを10%
配合しているわけですが、実験のサンプルは5%だったんですよ。
あれだけ好評だったものを、4倍濃度にしたわけですから、
「高い」なんて声はなかったです。
むしろ安いって言われたくらいです。
天然ヒト型セラミド溶液はセラミドを1%含有している原料になります。
メーカー推奨量は1%となります。
つまり、メーカー推奨量の10倍配合しているわけです。
高価な原料ですので、わざわざメーカー推奨量を超えて配合する物好きな会社は
ほぼないです。
Skinmimicsに関しては、高すぎるってのもありますが、
市場の流通量が限られており、金を積めば買えるってものでもないです。
うちも年間の割り当てが決まっており、それ以上は購入できません。
そのため、原液で販売しているところはないです。
また、メーカー推奨量は5%なんですが、これだけ入れたら
原料原価を滅茶苦茶圧迫しますので、入れているところは稀。
入れていたとしても、結構なお値段をついています。
Skinmimicsにはアシルセラミドがあり得んくらいの濃度で配合されています。
アシルセラミドとはセラミド1(EOP)とかです。
アシルセラミドはもっとも重要なセラミドといわれています。
その根拠として、アシルセラミドを合成する酵素をノックアウトした
マウスを作成したところ、生後すぐに死亡してしまいます。
アシルセラミドがないと、我々は地上で生きていけないってくらい
重要なものです。
また、アトピーなどではアシルセラミドの著しい低下が確認されており、
それらの改善にアシルセラミドが有効であることもわかっています。
ただ、問題は価格が異常に高いこと。
1億円/kgする原料になります。
冗談みたいな価格なので、ネタ扱いされているくらい。
アシルセラミドの粉末原料を使うととんでもない価格で販売
しなければならないのですが、Skinmimicsを使うことで、
ずっと現実的な価格で、たくさん配合することができます。
なぜ、それが可能なのかというと、アシルセラミドを作っているのも、
Skinmimicsを作っているのもエボニック社であり、
自社の原料は混ぜているだけなので、原価で使用できるってなわけ。
Skinmimicsはクソ高いし、納期もスゲーかかるし、
量も制限されているしと、碌でもないのですが、
アシルセラミドに着目すると、むしろ安いく、
唯一無二の原料で、替えが効かないんです。
そんなSkinmimicsを10%配合しているわけですから、
適正価格であり、むしろ安いくらいだと思うんですけどね?
ナチュセラ極は、アシルセラミドの配合量は業界一位であると豪語しています。
セラミドを補うことだけに特化した美容液です。
突然、肌が乾燥するなどのトラブル時に、集中ケア用にお使いいただければ
と思います。
また、極度の乾燥肌で二進も三進も行かないという方にもおススメです。
で、ここからが本題なんですが、ナチュセラ極、
近々リニューアルする予定です。
加工先がまたもや廃業したため、加工先をまた変える必要がありまして。
折角なのでバージョンアップしておこうかと。
変更点は
●ペンタデシルの配合
現在最推しの原料であるペンタデシルを配合します。
ナイアシンアミドの完全上位互換と考えていただければわかりやすいかな。
万能性が高く、セラミドとの相性も抜群です。
入れれるもんのには、全部入れてやろうと思っています。
●ドクダミエキスの配合
大塚製薬の発表で結合型セラミドの合成を促す成分として
挙げられていた成分。
抗アレルギー作用、皮脂の分泌を抑えるなどの効果が知られていましたが、
その作用の根本は結合型セラミドの増加によるものだったのかもしれません。
●ヨクイニンエキスの配合
ヨクイニンエキスにはアシルセラミドの産生を高める効果があります。
直接的にアシルセラミドを補って、
アシルセラミドの産生を高めることで、
結合型セラミドを作る土台を固め、
ドクダミエキスで結合型セラミドの産生を
高めるという布陣。
各種酵素を合成するには、小胞体が正常に働く必要があり、
それを正してくれるのがペンタデシルになります。
セラミドを補うことにより特化した形へと進化いたします。
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