豆乳発酵液の効果は本物
弊社では多用しており、何かとお世話になっている
三省製薬の『豆乳発酵液(九州大豆)』
九州産の大豆である「フクユタカ」から搾った豆乳を乳酸菌で発酵させた成分になります。
元々は阿蘇大豆だったんですが、需要が拡大しすぎて単一の産地だけでは
賄いきれなくなったとか。
抗酸化作用をはじめ、美白効果、コラーゲン産生促進、高い保湿効果に
バリア機能の回復、肌の善玉菌の増殖促進作用などなど、
幅広い効果が確認されています。
ただ、大豆といえばイソフラボン。
イソフラボンといえば女性ホルモン様作用。
豆乳発酵液もイソフラボンを規格していますが、
本当に女性ホルモン様作用あるの?
豆乳発酵液なんだから、女性ホルモン様作用はあって当然、
敢えて調べていなかったのですが、九州産業大学と共同で
ちゃんと女性ホルモン様作用があるってことが確認されたとのこと。
女性ホルモン(エストロゲン)は性ホルモンであり、
非常に重要な働きをしています。
肌ではコラーゲン産生を促すスイッチの役割を果たします。
細胞内にはエストロゲン受容体があり、そこにエストロゲンがハマると
コラーゲン産生などの一連の反応が始まります。
大豆に含まれるイソフラボンであるゲニステイン、ダイゼインは
女性ホルモンに化学的構造がとても似ています。
そのためエストロゲン受容体に作用し、女性ホルモンと同様の
反応を活性化させることができる、とされています。
で、どんな実験をしたかというと、1つは細胞増殖の活性をみました。
何も添加しない群をコントロール、ポジティブコントロールに
女性ホルモンを添加します。
未発酵の豆乳と豆乳発酵液を加えたものを比較した結果、
女性ホルモンを添加したものと同様の活性が豆乳発酵液で見られました。
まあ、これだと細胞賦活作用がある証明でしかなく、
エストロゲン受容体に作用したのかはわかりません。
そこで、遺伝子レベルの活性を調べた結果、
エストロゲンとダイズイソフラボンでは、同様の遺伝子が活性化されている
ことがわかりました。
つまり、豆乳発酵液には女性ホルモン様作用があるってことが示されたわけ。
しかも、発酵することでイソフラボンの量が激増することがわかっており、
実際、豆乳発酵液には発酵前と比べ、何十倍ものイソフラボンが含まれます。